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【剣道部】Hosen KENDO club 2024 -プロローグ-

2024/4/8

昨日は、高等学校体育連盟(高体連)の新年度総会へ行ってきました。会場は芝学園中学高等学校。周りを見渡せば朗らかに花開いた桜、空を見上げれば東京タワーという、本当に良き場所、良き春の日でした。学校と部員の加盟手続きをしましたので、今年度も色々な試合や昇段審査へ参加できます。

総会は毎年、日曜日の朝に行われます。家を出る時には……正直を言えば少し身体が重たいのですが、会場へ到着すると一気に気持ちが引き締まり、頭が冴え渡ります。私の周囲には、都内全ての高校から集まった、剣道部顧問の先生方がいらっしゃるんです。皆、本当に強い方々ばかりです。お人柄も立派で、背筋は伸び、挨拶の声には張りがあり、立ち居振る舞いは洗練されています。「これが剣道」と、会場全体から教えて頂いている心地です。

壇上の先生方からは、1年間の大会スケジュールや事業計画、体罰根絶講習といった、部員たちの支援に欠かせないお話を聞かせてもらいました。今挙げたうちの3つ目「体罰の根絶」は、もちろん全ての時と場所で実現されるべきものですけれど、剣道の稽古では特に深く考えなければなりません。竹刀で互いに打ち合う競技ですから、少なからず痛みが伴います。その痛みを知って、人に優しく、真っ直ぐに生きる道を学ぶのが武道です。「稽古とは何か」ということを真剣に考え、部員みんなが安心して成長していけるよう力を尽くすのが指導者の使命であると、顧問一同、肝に銘じています。

今年度の顧問は体育科の七段の教員をはじめ、4名全員が有段者です。安全面を十分に考慮しながら、皆で部員たちの活動を支えていきます。

今週の半ばには新入生の皆さんへ向けた部活動紹介があり、今月の下旬には高校最初の試合がありと、2024年度の活動もいよいよ本格的にスタートです。部員みんなが励まし合いながら強く優しく成長してくれること、そして沢山の新しい仲間たちがそこに加わってくれることを楽しみにしています。

次回からは、具体的な部員たちの様子をお伝えしていく予定です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

宝仙学園剣道部、2024年度のプロローグでした。

5学年 教員

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