宝仙学園の総合的な学習『理数インター』(中学)、『探究』(高1)ではドラマエデュケーションを取り入れています。
演劇創作の過程を体験しながらコミュニケーションを学ぶことで、社会という多様な価値観をもつ人々の中で「対話する力」を磨くことを目的としています。
ここでは1学期に行われた中1と高1での演劇ワークショップ(WS) の様子を1部分ですが、2回にわたりお届けします。
◆中学1年生
日本を代表する劇作家・演出家で 芸術文化観光専門職大学 学長の平田オリザさんによる演劇授業が行われました。
3分程度の短い演劇台本(教室内での出来事)を生徒に配布し、それをベースにグループごとに台本を改編させ、その劇を披露するというものです。
台本の中で繰り広げられる物語の場や登場人物の背景、言葉のやり取りなどをグループごとに分かれた生徒たち同士で決めていきます。ここで大切なのが、「対話」になります。その物語の設定や世界観を皆で共有するためには、グループでの合意形成が必要となり、目的達成にむけた話し合いが不可欠となります。この合意形成をもとに、セリフの言葉づかいや物語での振る舞い(ト書き部分)を決め、そして実際に稽古をしてから本番をむかえ、披露しました。
多様な生徒たちの創造的な表現や、劇の完成度を上げるために団結する様子を見ることができました。

◆高校1年生
舞台芸術の知見を活用した参加体験型学習事業を全国で展開するNPO法人 PAVLIC さまによるワークショップが行われました。
この日は、グループごとに分かれ、お題(例:花火大会)に沿った1分程度の寸劇を10分で完成させ披露する、というものでした。ただし、劇中にお題を使ったセリフ、小道具の使用は禁止です。
如何に自分たちのお題を想起させる言葉やふるまいをすることにより、表現というものの幅を認識します。また、こちらも目的達成に向けた「対話」による合意形成を試みます。
さすが高校生だけあって、本当に短い準備時間のうちにしっかりと劇を形にし、披露しました。このような活動の積み重ねが劇だけでなく、社会でよりよく生きていくための術のひとつとして身に付いていくのだと感じられました。
PAVLICさまには年間を通してドラマエデュケーションを担当くださり、各クラスは秋の文化祭での本格的な演劇の公演を目指しています。
