宝仙学園の総合的な学習『理数インター』(中学)、『探究』(高1)ではドラマエデュケーションを取り入れています。今回お届けするのは、2週にわたる高1生の取り組みについてです。
1週目は、年間を通し高1生のドラマエデュケーションを担当してくださっているPAVLICさまによる演劇を鑑賞し、2週目にそれをふまえた演劇ができるまでについての講演でした。
生徒たちは舞台演劇の迫力を目の当たりにし、演じる役者のプロフェッショナルとしての凄みに圧倒されている様子でした。終演後、この演目ができるまでの背景についてお話しいただきました。
先ず驚きだったのは、演目のオリジナル台本が同じ高校生が書いたものであったことでした。その台本をもとにつくられた舞台だったのです。その上で、
・演出や脚本、照明、音響など役者以外の多くのプロフェッショナルが関わり、ひとつの作品ができていること
・ちょっとした演出を加えることで見え方が大きく変わること
・演出をおこなう方と演者ほかスタッフが様々な提案をしていくことで物語の広がりや深みが出る劇になるといった、劇は皆で創っていくものであること
等々
今後、文化祭に向けて舞台演劇を創作する生徒たちへのヒントを教えていただきました。

2週目は、「舞台を創る」中で演じる側(役者)ではない、演出する側の方によるお話を聞きました。講師は、脚本家で舞台演出家、その他マルチに活躍されている 舘そらみ さん!
「演出することとはどういうことか」を実際の舞台映像を使用しながら具体的に解説いただきました。その上で、演出を実現するためには音響や照明、大道具・小道具など技術系のスタッフの力が必要で、演出担当はやろうとしていることをしっかり伝えることが大事であることを語ってくれました。また、本番から日程を逆算して、制作していくスケジュールをしっかり立て、管理していくことの重要性もお話しいただきました。そして何よりも強調されていたことは、「決定」することの重要性でした。
(作品決定について)
「決定は変えられない。文句も言えない(言ってはいけない)。全員で向かう設計図であり、遊び場。だから、思いをもって決めよう」
というみんなに覚悟を求める言葉が印象的でした。
この言葉を胸に素晴らしい作品づくりが展開されることを期待しています!
