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4年生 関西研修旅行

2025/6/19

6月5日~7日の日程で、関西研修旅行を行いました。
この研修旅行の主な目的は、真言宗豊山派総本山長谷寺(奈良)を参拝、そして墓参し、
学園創立者を偲ぶこと、奈良・京都の伝統文化や歴史を体感すること、
集団行動・グループ行動による協調性や自立心の向上させることでした。

【1日目】

この日は、新幹線で京都まで移動した後、クラスごとに計画した行程で、この日の宿(奈良・橿原)を目指しました。

(クラス報告からの抜粋)
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日本文化体験 庵an京都さんのところで和菓子作り体験をしました。
この日の練り切り和菓子の課題は、シャクナゲとカキツバタでした。
細かく、難しく、集中力が必要な作業でしたが、なんとかうまく作ることができました。
味はもちろんのこと、見た目の繊細さが求められる和菓子の世界に引き込まれました。
 

その後、京都駅から1時間ほどのところにある面不動鍾乳洞へ行きました。
鍾乳洞の入り口までトロッコ列車に乗ってたどり着くような場所です。
鍾乳洞内に入っていくと、気温は8度で、外とは別世界の光景が広がっていました。
クラスメイトの中には、コウモリを目撃したり、化石があり観察したものもいました。

地域の方と気軽に話すことができたり、地理で学んだ「尾根線」を実際に確認することができたり、我々にとって大変貴重な体験ができました。

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真言宗智山派の総本山である智積院へ行き、昼食をいただきました。
見た目も美しく、非常に美味でした。食後、境内を見学しゆったりと過ごしました。
天気も良く美しい景色の中、ゆっくりとした時間の流れを感じました。
その後、着物を着ての八つ橋作り体験では、伝統的な和菓子作りに挑戦しました。

初めての体験でしたが、楽しさと達成感に満ちたひとときでした。

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瑞光窯という陶芸教室で陶芸体験を行い、湯呑を作成しました。
講師の方が丁寧に作り方を教えてくださり、土のザラザラとした感触を楽しみながら納得のいく作品を作ることができました。

陶芸体験の後は奈良に移動し、東大寺と奈良公園を見学しました。
東大寺では、先ず門の迫力がすごくてとても記憶に残るものでした。大仏はその大きさに圧倒されると同時に、その歴史の深さを感じました。

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クラス全員で着物(浴衣)レンタルをして春日大社へ参拝をしました。朱色の神社と浴衣が映えていて、とても印象に残りました。
また、奈良では鹿が神様だそうで、参拝中にも多くみかけました。とても幻想的で神としての威厳や風格を感じました。

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その他、嵐山で抹茶の体験をしてきたクラスもありました。

 

【2日目】は、真言宗豊山派総本山である長谷寺にて研修を行いました。
境内を見学し、学園創立者の墓参を行いました。
昼食は精進料理をいただき、その後 写経、観法を行い、集中することを体験しました。
夕方からは京都 金剛能楽堂にて能楽講座を受け、普段あまり触れることない伝統芸能の世界を体験しました。

(クラス報告からの抜粋)
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長谷寺は想像以上に壮大で、雰囲気に圧倒されました。
この日は正装で創立者の冨田大僧正のお墓参りをして、偲び、
宝仙学園の「建学の精神」を改めて意識しました。

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長谷寺に向かうバスの窓には、初日の都会の街並みとは打って変わり、長閑な風景が広がっていました。
長谷寺の本堂へと向かう外階段(登廊)の装飾が木々の温もりを感じられるデザインで、
山々に囲まれた本堂とマッチしており、とても素敵なお寺だと思いました。
本堂からの景色は、見晴らしがよく、翌日行った清水寺にも見劣りのない絶景でした。

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長谷寺のお坊さんに境内を案内していただき、
歴史的なことを学んだり、写経や観法を体験しました。
300段あると聞いた階段の上に提灯ようなものがあり、宝仙学園の理事長の冨田道生先生の名前がありました。

 

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昼食は精進料理をいただきました。精進料理を人生で初めて食べました。
自分が思っていたよりも豪華でとても美味しかったです。(精進料理は美味しく食べるのではなく、薬として食べるそうです)
精進料理を食べたあとは学年全体で写経をしました。静かな空間でみんな黙々と写経に取り組んでいました。

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夕方には再び京都へ行き、能の鑑賞へ。
能の発展とその時代背景など歴史や使用される楽器など様々な解説があり、能の知識が全くない私でもとても楽しむことが出来ました。
日本が誇る伝統芸能を間近で学び、その奥深さに感動しました。この貴重な機会は、私たちにとって文化への理解を深める大切な時間となりました。


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長谷寺を発ったあと、わたしたちは能を見に行きました。
代表に選ばれた生徒たちは鼓を打つ体験や能の羽織を着る体験などを行いました。
代表ではない他の生徒たちも関心を持って能をみることができるよう工夫されており、楽しむことができました。
実際にプロとして能を生業にされている方たちの迫力のある演技、演奏を間近で見ることができ、とても面白かったです。
また、演技担当の方以外にも囃子方も声を出してテンポを合わせたり、地謡の方の謡いがあったりと、
能ならではの役割があって興味深かったです。
また、能舞台自体も限られたスペースで迫力ある舞台になるような様々な工夫がなされていたことを知り、日本文化に感銘を受けました。

 

【3日目】は、小グループに別れての班別行動研修を行いました。朝から京都出発までの間、全て自分たちで行動を決めて京都の町を楽しみました。

(クラス報告からの抜粋)
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私の班は、千本鳥居で有名な伏見稲荷神社と、風光明媚な清水寺を訪れました。
どちらも京都の魅力を感じられる場所で、仲間との思い出がさらに深まりました。
この研修旅行は、歴史や文化に触れ、仲間と過ごす喜びに満ちた3日間でした。

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私は嵐山と金閣寺、伏見稲荷大社に行きました。その中でも特に印象に残ったのは伏見稲荷大社でした。
千本鳥居を実際に歩いてみると、その大きさと雰囲気に飲み込まれました。
嵐山では竹林の小径を歩いたり、渡月橋からの風景を眺めたりしました。

金閣寺は、黄金に輝くお堂と鏡のように水面に映る景色がとても美しく、まさに京都を代表する名所だと感じました。

今回の研修旅行では、日本の歴史や伝統文化に実際に触れ、普段の生活では得られない貴重な経験をたくさんすることができました。
これらの経験をこれからの学びや生活にも活かしていきたいと思います。

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