帰国生とは、一家で海外に転居したご家庭のなかの受験生ということになりますね。行先は、受験生の意志では、もちろん決められず、保護者の赴任先で、学齢に見合った教育を受けることになります。とはいえ、その教育環境の選択肢も限られていたことでしょう。さらに、とくに昨今は、帰国時期も、容易には決められないという状況です。
それでも、受験の時期は待ったなしでやってくる。ご家庭にとっても、一大事だと思います。
本校ができること。それは、まず、お話をうかがうことです。幸いなことに、いまは、オンラインで世界とつながることができる時代です。このサイトをご覧になってなお、お尋ねになりたいことがあるかたは、問い合わせフォーマットから、アクセスしてください。
ちなみに、世界スカウト入試という、zoomで学習歴をプレゼンテーションする入試方法は、世界中のさまざまな教育環境のもとでがんばっている受験生とつながるために始めた入試です。もう10年以上継続しています。コロナ禍のはるか前からの問題意識です。
この入試方法によって、本校に入学した生徒たちの声も、このサイトに収録しています。グローバルコースの生徒も、そうではない生徒もいます。かつておかれた教育環境は異なっていても、同じ学校に合流し、それぞれの目標をもって学校生活を充実させようと努力している姿は、いっしょです。
本校が帰国生に期待すること。個性を大切にすることです。せっかくの海外体験を、これからの自分の人生の糧にするだけでなく、学校の仲間たちにも還元してください。同時に、仲間たちからも、学んでください。切磋琢磨することで、学校は、より活気あるものとなります。
そうです。「知的で開放的な広場」に、帰国生は、重要かつ必要な存在です。いっしょに、「自己ベストの更新」にチャレンジしましょう!
校長 富士晴英
帰国生入試やグローバル入試を受験して入学した生徒たちのインタビュー記事です。
【在校生の声】
■在校生の声 2021
■在校生の声 2022
■在校生の声 2023
【外部サイト】
■2021年3月 進学なび インタビュー「帰国生のための『グローバルコース』」
■2021年3月 進学なび インタビュー「多様性を重視する理数インター」
■帰国生インタビュー(動画)
説明会案内や募集要項など、受験生向けの情報は帰国生専用ページをご確認ください。
授業で学んだ英語をさらに深めたいという方のために、理数インターでは様々な海外研修を実施します。
コロナ禍で中止していた海外研修もついに再始動。2023年からは研修内容もパワーアップする予定です。
海外大学進学を目指す場合には、経験豊富な教員がしっかりサポートします。IELTSやTOEFLなどの受験対策も対応します。
◇担当者からのメッセージ◇
I am very happy to have joined Hosen Gakuen and one of my key roles, that I am very excited about, is being able to develop more ‘international connections’ both within and outside of Japan. This will help students, so desiring, to find opportunities to study outside of Japan. This might be whilst in junior high school/ high school on short to mid-term overseas programmes. However, for some of you, it might be looking into going overseas for university studies. My aim is to be able to offer guidance for those people too. The important thing is to start exploring these options as soon as possible; the earlier the better.
It is exciting to look and think globally and to fully realize the multitude of options that are open to you all! I hope that many of you will want to come and talk with me.
Stephen Bird, International Director
■どのような国の帰国生が受験していますか?
アメリカ・シンガポール・中国・イギリスなど、滞在していた国は様々です。
帰国生入試やグローバル入試(中学)などで入学した在校生が滞在していた地域は、北米(36%)・アジア(33%)・欧州(18%)・オセアニア(3%)・中南米(3%)・中東(1%)・アフリカ(1%)です。国内インター出身(5%)の生徒も在籍しています。(2023年2月現在) ■帰国生は各学年にどのくらい在籍していますか?
各学年7~9%程度が帰国生です。 ■帰国生のための特別クラスはありますか? 帰国生には特別クラスがなく、一般生に混ざって授業を受けます。
英語圏やインターナショナルスクールで学んでいた帰国生の多くはグローバルコースに所属しています。グローバルコースとは、英語の取り出し授業のことです。中学校では、ネイティブ教員が週5時間、日本人教員が週2時間担当します。高校では、ネイティブ教員が週2時間、日本人教員が週3時間担当します。英語検定試験や国内・海外大学の受験対策のために授業外でもネイティブの先生が個別相談に応じています。 ■グローバルコースに入る英語力の目安は? 中学受験では英検2級程度、高校受験では英検準1級程度以上の英語力があり、ネイティブ教員のおこなう授業についていけることが合格の条件になります。 ■帰国生に向けて入学後のフォローはありますか? システムとしてフォローの授業はありません。生徒によって事情が違うため個別に対応しています。勉強だけでなく、学校生活においても、困ったことがあったら気軽に教員に声をかけてください。 ■大学合格実績について教えてください。 大学合格実績はこちらをご覧ください。2023年グローバルコース卒業生においては、岩手大学、東京海洋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、明治大学、青山学院大学、立教大学など合格しています。