同窓会の活動の一環として、理数インターの卒業生の皆さんが卒業後どういったことを行っているのか記事として随時投稿してきたいと思います。
少しでも皆さまが繋がる場になれればと思っておりますので気軽に読んで頂けると幸いです!
ーこんにちは。本日は宜しくお願いします。
宜しくお願いします。
ーはじめに、現在されているお仕事について教えてください。
今は自分の学生時代を過ごした杏林大学病院で救急専門の後期研修医として仕事をしており、今年で医者5年目になります。
今年が終わったら専門医の試験があって、それに受かったら救急専門医になれるので、順調にいけばあと1年で専門医をとれるというところです。
新しい風を感じたかった
ー相澤さんは理数インターの1期生ですよね。
なぜ、できたばかりの理数インターに入学しようと思ったのか、きっかけを教えてください。
僕がそもそも医者になろうと思ったのは、中学2年生の時に見た「コードブルー」というドラマを見て、かっこいいと思ったからなんです。でも、僕が公立中学に通っていた頃は、お医者さんになるとか医学部に進学するっていうのが難しいことだというのを全然知らなかったので、医者を目指して初めて自分がかなり勉強しないといけないことに気がつきました。
僕の高校受験時の偏差値は全然良くはなくて、今からでは医学部にバンバン受かるような高校には進学できないだろうし、今の偏差値でも受かるくらいの普通の高校に行っても、医学部に進むのは難しいだろうなと思って。
それだったら、ちょっと新しい風に賭けてみようかなと思って理数インターを選びました。
ー入学前、理数インターにはどんな印象をお持ちでした?
やはり、「新しい風」という印象が大きいですね。
名前にも理数インターって入ってるし、理系のことたくさん勉強できるのかなーとか考えたりして。これから何が起こるんだろうとワクワクし、入学が楽しみでした。
ー相澤さんの思う、宝仙の魅力はなんでしょうか。
今でもやってるかは分からないですが、僕が学生の頃は、進路カンファレンスという、生徒の模試の成績の推移などをバーンと出して、この子はこう指導して、この子はここを伸ばそう、みたいなことを先生が一堂に会して話し合う場が設けられていて、それを1期生57人全員に対してやっていたそうです。
医者になってからは患者さんの治療方針を決めるカンファレンスが毎日あって、この間までそのカンファレンスを1日に15人くらいの患者さんに行っていました。15人でもつらく、大変だったのに、これを57人分やっていたというのは先生方の凄さだと思うし、そういう面倒見の良さが理数インターの魅力といえるのではないでしょうか。
レールは敷かない、僕が作る
ー宝仙で学んだことや、それが生かされていると感じたことは何ですか?
1期生は何もない状況からのスタートだったため、何をしても新しいことだから、ルールを自分たちで作っていくっていう感覚があったのが1番面白かったです。ただ与えられたルールを鵜呑みにして守るのが正しいんじゃなくて、そのルールがなぜ存在するのかを考えて、それが違ったらそのルール自体を変えるべきですし、まあそれが正しかったら守らなきゃいけない、という考え方は大きいと思いました。
ガイドラインにこう書いてあるからこう治療します、みたいな感じでただ丸暗記するのではなく、自分で考えようとする習慣を理数インターで学びました。
夢や目標に全力で
ーでは最後に、今の宝仙生に期待することやメッセージをお願いします。
やはり、自分は1つ「医者になる」という夢を持って、その目標に向かって頑張っていたからこそ、周りの先生たちもたくさん助けてくれたと思っているし、その助けをまた自分の原動力に変えて、夢をかなえることができたと思っています。
ただ、夢や目標を持つということ自体とても難しいですよね。
夢を見つける方法の1つとして、僕は「とにかくいろいろやってみること」だと思っています。僕の夢のきっかけは「コードブルー」でしたが、夢を決めた後も医療に限らないでいろんなことをやってみて、これ好きだな、やりたいなって思うことがたくさんありました。たとえばアメリカ研修旅行に行って、もっと海外に行ってみたいと思い、それがきっかけで色々海外に行くチャンス、例えば病院の実習や卒業旅行などをものにして、いろんなところに行くようになりました。
今の宝仙生に期待することとしては、とにかくいろんなことをやってみる。そしてもし夢や目標を見つけることができたら、それに向かって全力でぶつかって頑張ってほしい、ということです。夢や目標に全力でぶつかっていくのを後押ししてくれる先生や環境というのは、宝仙には揃っていると思います。
先生方だけではなく、我々卒業生の集まる同窓会もみなさんの夢や目標を応援できるよう頑張ります!
相澤さんプロフィール ドラマ「コードブルー」に影響を受けドクターヘリに興味を持ち、医者を目指すようになる。 宝仙学園共学部理数インター1期生として高校卒業後、杏林大学医学部に進学。 現在は杏林大学医学部付属病院 高度救命救急センター 後期研修医として勤めている。 宝仙学園での経験から教育への関心もあり、教育に携わることも一つの目標としている。 |
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