【第一弾】NASAの最前線からグローバルな未来へ~NASAアジア代表 特別講演会を終えて~
One Small Step, One Giant Leap
“That’s one small step for a man, one giant leap for mankind.”
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である。」
1969年、人類初の月面着陸を果たしたニール・アームストロング船長が残したこの言葉は、半世紀以上が経った今も、多くの人々の心を動かし続けています。
そして今、人類は再び月を目指しています。NASAが進めるアルテミス計画は、月への再訪だけでなく、月での持続的な活動を通して、その先の火星探査を見据えた挑戦です。アポロ計画の「一歩」は、次の時代へと受け継がれています。
では、その一歩に必要なものは何でしょうか。
知識でしょうか。能力でしょうか。
私は、その一歩を踏み出す勇気だと思います。
教員も同じです。私たちの判断の軸にあるのは、いつも for the students――「すべては生徒のために」です。
今回の特別講演会も、その思いから始まりました。
2月、仕事でアメリカ大使館を訪れた際、担当の方に「ぜひ宝仙学園の生徒たちのために、お越しいただけませんか」とお願いしました。そこからご縁がつながり、アメリカ合衆国建国250周年を記念した特別講演会、そしてNASAアジア代表 レベッカ・レヴィ氏の来校が実現しました。
講演会当日、最も印象に残ったのは、生徒たちの姿です。講演を聞くだけで終わるのではなく、自ら手を挙げ、問いを投げかける。その姿に、「知の発動」を見ることができました。
質疑応答では、私が担当している高校3年生の男子生徒が通訳を務めてくれました。事前に打診はしていましたが、どのような質問にも臆することなく、講演者と質問者をつなぐ役割を最後までやり遂げてくれました。
列をなして質問する生徒たち、そして通訳を務めた彼。その姿が、この講演会の価値を物語っていたように思います。
一歩は、一人では終わりません。
アポロ計画からアルテミス計画へと受け継がれたように、一人の一歩は、次の誰かの一歩につながります。
本講演の司会を務めた生徒会長が、当日の様子を自身の言葉で綴ってくれました。ぜひお読みください。
教頭 對馬 洋介
6月23日、宝仙学園にてアメリカ合衆国建国250周年を記念したアメリカ大使館との特別講演会が開催されました。私は生徒会長として、この貴重な会の司会という重要な役目を務める機会をいただき、大変光栄に思います。
今回ご講演いただいたNASAアジア代表のレベッカ・レヴィさんは、世界規模で活躍されている方で、そんな方のお話を直接伺う機会は初めてだったので、司会を務める立場としてとても緊張していました。しかし、レベッカさんのお話を聞いていると、「世界は本当に広いんだな」と強く感じました。普段の学校生活ではなかなか触れることのできない、宇宙開発や国際連携のお話はどれも新鮮で、自分の知らない世界の大きさを実感する機会となりました。
そんな講演会の中で、私が最も印象に残ったのは質疑応答の時間です。事前の打ち合わせでは、もし質問する人がいなかった場合に備えて、あらかじめ集めた質問を読み上げる準備もしていました。しかし、その心配は最高の形で裏切られることとなりました。質疑応答が始まると、多くの生徒が積極的に手を挙げ、時間が足りなくなるほど次々と質問が出てきました。中には、一度だけでなく二度、三度と質問しようとする生徒もいて、宇宙や科学への関心の高さや学びに対する積極的な姿勢に驚かされました。
その光景を見て、私は生徒会長として大きな誇りを感じました。世界を舞台に活躍する方のお話を真剣に聞き、自ら考え、積極的に質問する宝仙学園の生徒たちの姿はとても頼もしく輝いて見えました。
今回の講演会を通して、私自身もさらに視野を広げることの大切さを学びました。そして生徒会長として、これからも生徒一人ひとりの「知りたい」「挑戦したい」という気持ちに応えられるよう、より一層努力していきたいと思います。
On June 23, a special lecture was held at Hosen Gakuen in collaboration with the U.S. Embassy’s celebration of the United States’ 250th anniversary. As the student council president, I was honored to serve as the master of ceremonies for this important event.
Our guest speaker, Rebecca Levy, the NASA Representative for Asia, is someone who works on a global scale. Since it was my first time hearing directly from someone like her, I was quite nervous about hosting the event. However, as I listened to her talk, I strongly felt how vast the world truly is. Her stories about space exploration and international cooperation—topics we rarely encounter in our daily school life—were fascinating and made me realize how much there is beyond the world I know.
Of everything that happened during the lecture, the question-and-answer session left the greatest impression on me. During our preparations, we even planned to read out pre-collected questions if no one volunteered to ask anything. Luckily, our worries turned out to be unnecessary. As soon as the Q&A began, many students eagerly raised their hands, and questions kept coming until we ran out of time. Some students even tried to ask a second or third question. I was amazed by their strong interest in space and science, and by their enthusiasm for learning.
Seeing this, I felt a great sense of pride as the student council president. The sight of Hosen Gakuen students listening attentively to a speaker who works on the world stage, thinking deeply, and actively asking questions was truly inspiring and reassuring.
Through this lecture, I also learned the importance of broadening my horizons. As the student council president, I want to continue working hard to support each student’s desire to learn, explore, and take on new challenges.
生徒会長 N.I
