女子部ダンス部決めのポーズは、Everybody Say ,Passion ! と声を揃えたこれ。
顧問(教員)と選手(生徒)との信頼関係、選手同士の友情を間近に感じて、あらためて、このpassion(情熱)とは、何に対するものかと、考えてみました。
世界一を目指すという共通の目標の設定をした。そのための自己ベストの更新を図った。すると、その空間には、高みを目指す者同士だから成り立つ、妥協のない改善点の相互の指摘があり、誰に言われたからではない、何を目指して言うのか、それに自身はどうこたえるのか、という濃密な関係性が立ちのぼる。
そんな場面を、この10日間で、何回も目の当たりにしてきました。
やっぱりこれは自治である。
数年前、『できちゃいました!フツーの学校』(岩波ジュニア新書 2020年)という本を、仲間たちと刊行したとき、Regulusにも登場してもらいましたが、そのときに当時の選手たちとの座談会で、わたしが感じたまま発した言葉です。
ちなみに、この本での氷室さんの文章のタイトルが、「フツーのJKが世界大会まで出場しちゃいました!!」Regulusのみんなとの座談会のタイトルが、「私たちの部活哲学」でした。先輩たちがつくってきた素晴らしい伝統を、熟成させて、大輪の花を咲かせたのが、今年の世界大会三冠達成ということになります。
校長 富士晴英
第3回にも渡る校長ブログでのピックアップ本当にありがとうございました。
また、ここまでお読みいただいた皆様も本当にありがとうございます。
思い返せばこの挑戦と結果は2019年の世界大会の出場の経験と反省があり、その反省や教訓を世界大会出発までに多くのOGが部活に来てくれるたびに語ってくれていました。
世界大会のチャレンジは部員にとっては初めての経験。でも、心構えや対策はOGから教えてもらって予想できていた。
私達には世界大会に対してこうすべきという「コンパス」が手元にあったような感覚でした。
私も数々のハプニングやトラブルもかなり冷静に心乱れることなく対応できました。
WORLD CHAMPIONという大きな称号を得ることができたのは、ここまでバトンを繋いで情熱(PASSION)を届け続けてきた卒業していったすべての部員のお陰です。これぞ伝統だなと改めて感じました。だからこそ今まで部活で頑張ってきた全員が「世界一」です!
そしてそこまで支えてきていただいた方のサポートも応援も間違いなく「世界一」です!
ここから私達の部活人生も哲学もまだまだ続きます。
この先がどうなるかまた見守って応援いただけたらと思います!
本当にありがとうございました。
ダンス部顧問 氷室 薫