気がつけば世界大会まで2ヶ月を切りました・・・。
6月23日には日本ダンス大会という全国大会もあり日本での作品と世界大会の作品を両方つくっている日々です。
ここで今回、本校が出場する世界大会を紹介します!
【正式名称】
WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP
【特徴】※HHI JAPAN HPより引用
①世界正式連盟加盟国43カ国による世界最大の世界大会。(※現在は47カ国+)
②同一規定・基準を設けた、世界規模で行われ幅広い年代が参加できる唯一の大会。
③ストリートダンス、ヒップホップダンス、バトルを結ぶ幅広いイベント。
➃ストリートダンスのオールジャンルを扱う。
⑤ダンスレベルは世界一。
⑥ドン・キャンベル、イージーロック等、HIPHOPダンス界の伝説的なビッグネームが参画。
⑦最も尊敬される審査員によるフェアーな審査が行われる。
⑧ルール、規定が透明で明確であり、現在世界20以上の言語で翻訳されて実行されている。
つまり、知識経験豊富な著名な審査員であり、国際審査規定の訓練を受け
世界共通ルールに精通し、全ての参加クルーは平等に同じ土俵で戦う。
⑨参加チームの人数構成が多く(5名〜8名)、フォーメーション演出も可能。
➉ジャッジによる採点の詳細を公表。
また大会後にコーチとジャッジによるオリエンテーションを行う。
⑪世界共通のロゴとマークがワールドワイドである
今年は世界50カ国で予選が開催され各カテゴリーの入賞チームが世界大会への出場権を得る事ができます。
ジャッジは作品のオリジナル性やエンターテイメントなど芸術面を見るジャッジとダンスのスキル面など技術を見るジャッジと別れ減点項目も非常に細かく明文化されています。このジャッジになるためにはかなり多くのジャッジコースの講習を受けなければならずジャッジになるのも大変です。
今回、この世界大会に出場するのは高校ダンス部初です。
というのもこの大会は高校ダンス部にとってはハードルが高いのかな?!と思います。
<世界大会のハードル>
①高校ダンス部の大会は大抵2分30秒でジャンルのしばりはないがこの大会は最初と最後は全員が30秒以上踊りなおかつ3~4分の作品と長く、HIPHOPダンスのジャンルが3ジャンル以上組み込まれている(JAZZダンスは採点対象にならない)という条件がある。
②渡航費
③期間の長さ 7泊9日 なおかつ8月
④英語力が必要
⑤世界大会の中でさらに予選、準決勝、決勝とありこの3連戦を戦うタフさ
⑥世界50カ国4000人のダンサーと日々対峙しライバル関係になる環境
特に①・③が高校ダンス部にとってはハードルが高いと思います。多くの大会が2分30秒という長さに対してこの大会は3分以上を求められ、HIPHOPダンスの世界大会であるためJAZZダンスは採点対象にならない。小道具の持込や衣装についてもかなり条件があります。衣装はステージ衣装は好まれずストリートダンスの文化から派生した衣装が好まれます。
私もルールブックを読みながら「う~ん」とだいぶ悩みました
あとは8月。日本の主要な大会が多く開催される時期。ここは本校もだいぶ悩みました。
世界で戦おう!と全員がなれるか・・・ここもだいぶ厳しい判断になりますね。
このルールの細かさと諸条件が高校ダンス部にとってはハードルが高いかなと思います。
実際、私達も日本予選の時はHIPHOPとKRUMP、STOMP、WAACKという4ジャンルのみで勝負しましたが、世界大会の上位入賞チームは7~8種類ぐらいのジャンルを組み込んできていました。もちろん本選の大会ではより多くのジャンルをできるように努力しなければなりません。
この大会では多くのHIPHOPのダンスジャンルを全員で踊る事ができると加点されます。しかし、踊れただけではダメでそのジャンルのスキルやいわゆる雰囲気(flavor)を出さなければなりません。
というこの高い高いハードルを超えるために今回このチャレンジをサポートしてくれませんか?と各ジャンルのプロのダンサーの方にお声掛けいただき本当に素晴らしいダンサーの皆さんがこの世界大会チャレンジを応援してくれることになりました。
また、今回のサポートメンバーに入っていただいたダンサーの皆様は1人ひとり紹介をしますが、月曜の練習の様子をご紹介します。
<BREAK DANCE>support by TAKEコーチ(from筋肉定食)
女の子がブレイクダンス?!と思われる方も多いかもしれませんが、日本のB-GIRLのレベルは世界一。日本にはたくさんの世界チャンピオンのブレイクダンサーがいます。日本人だからこその器用さと丁寧さがきっとこのジャンルにも活きる!という事で今回部員初挑戦のブレイクダンスですが5月から頑張ってもらっています。
床とお友達になって下さい!チェアーという技に挑戦中!!
みんな諦めずに頑張っています!
こちらは立ち技(トップロック)のパート。
筋力がない女の子にとってブレイクダンスはハードルが高いですが、みんな楽しそうにやっています!
世界大会に向けてハードルを1つずつ超えていこう!
ダンス部顧問 氷室 薫