第32回 「私たちの身のまわりの環境地図作品展」の入賞報告
今年もやりました!宝仙学園中学・高等学校の生徒が5名、全国コンクールで入賞したしました。受賞作品と、受賞者の声をお届けいたします。
「地理教育研究会理事長賞」 高校1年:Tさん
私は徳島県に住んでいる曽祖母と、祖父母のために南海トラフ地震が来た時にどのように津波から避難すれば良いか、調査して地図にまとめました。東京に住んでいる私は津波についてしっかり考えたことはありませんでしたが、今回街を歩いて避難所を考える時、24時間非難が出来る高い建物が東京に比べて非常に少ないことが分かりました。また、東京より自動車、自転車での移動が多い徳島では、歩道橋が多く高齢者の避難の大変さを実感しました。小さい時から長期休みに泊まりに行っている場所ですが、知らない所もたくさんあり、地図作りを通して、街の見え方が変わりました。
「日本地理学会長賞」 高校1年:Oさん
私が環境地図作成において大変だったことは、杉並区の阿佐谷、荻窪に関する書籍を探し、4時代に分けて文士の着目点をまとめることでした。まず、本の内容を理解し、何を描いているのか分析し、現在のどの地点、ものを表しているのか分析し、現在のどの地点、ものを表しているのか確認することが難しかったです。
結果、3週間ほど、作業にかかりましたが、自然や文士の憩いの場となる小料理屋が多く、ほんわかとした雰囲気が理由だと私は考えることができてよかったです。
※なお、Oさんは、12月に行われました「環境地図トークイベント」にオンラインで参加し、全国の関係者の方々の前で、発表いたしました。
「優良賞」 高校1年:Kくん
今回の学習は、自分の地域に関心が深まる良い機会になりました。実際に現地に行って調査し、データやグラフを使うことで、普段知らなかった練馬区の地域づくりや問題を学ぶことができました。この体験を励みに、これからも身の回りの環境に目を配っていきたいと思います。
「努力賞」 中学1年:Sくん
近くの公園の災害救護ベンダーの数を調べました。すると、予想外の結果に驚きました。災害対策は進んでいるけれど、まだ足りないと思いました。地域でもっと頑張ることと、自分でも対策すると良いと思いました。
「努力賞」中学1年:Kさん
世田谷区は23区の中でも、農地面積が2位と、とても広く、それが一つの魅力となっていることを授業で習いました。そこで私は世田谷区にある農園やその野菜を扱っているお店について調べることにしました。農園の数が、自分が思ったよりもはるかに多く、様々な農作物を育てていることに驚きました。自分が住んでいる町で、今でも農業が盛んに行われていることを知り、世田谷区がより好きになりました。
2学期の終業式では、全校生徒の前で校長先生から、表彰状と、賞品をいただきました。
受賞者発表の様子 「日本地理教育研究会理事長賞」受賞 「日本地理学会長賞」受賞
「 優良賞」受賞 「努力賞」受賞 「努力賞」受賞
地理教諭:佐藤奈美恵