本校には、共学部「理数インター」(中学校・高等学校)と女子部(高等学校)があります。
『できちゃいました!フツーの学校』に登場したのは、女子部のダンス部です。
女子部ダンス部は強豪で、アメリカで行われた世界大会にも出場したことがあるほどです。
ダンス部は、理数インターでも、人気部活の一つで、たくさんの女子部員がいます。
それぞれで活動していた二つのダンス部が、ついに合同でパフォーマンスをする日が到来しました。
女子部ダンス部が応募した日本テレビ「スッキリ」のダンスONEプロジェクトの撮影に、理数インターの5年生(高校2年生)部員が参加させてもらうことになったためです。
理数インターと女子部は、基本的には、それぞれの個性を生かすかたちで併存してきましたが、このコラボレーションは、その規模や話題性から言って、本校に新しい歴史を加えたものと思いました。
感慨深くなるのは、わたしが本校の女子高時代に入職し、理数インターの立ち上げにかかわり、今、併存の新しいありかたを、目の当たりにさせてもらったからかもしれません。
ともあれ、ダンス部のみんな!素晴らしいパフォーマンスをありがとう!
最後は、やはり、両ダンス部統括顧問の氷室さんから、ひとことお願いします。
校長 富士 晴英
宝仙学園高等学校には女子部ダンス部と共学部ダンス部の2つのダンス部があります。
それぞれの部門の将来目指す道や活動できる時間等の方向性の違いから今まではそれぞれの別々に活動し何かを一緒にやるということはほぼありませんでした。近年は私が実行委員長を務めている中野区の小学校から高校までの発表会NAKANO DANCE JUNCTIONに一緒に出演したりとお互いのパフォーマンスを見ることも増えました。ただ、今まではお互いそれぞれ忙しくコラボする機会などもなかったです。
しかし、コロナウィルスの感染拡大により2月から一斉休校となり部活ができなくなった状態は一緒でした。特に共学部は進学校ということもあり、高3になる前に部活を引退をします。と、なるとメインの活動は高2の体育祭や夏の合宿そして文化祭です。残念ながらコロナ禍の中、高校最後のイベントの多くが「中止」となってしまいました。
もともと女子部ダンス部ではこの「ダンスONEプロジェクト」に参加する理由の1つは「高1~3年生まで全員で踊りたい!」ということでしたが、もう1つが夏の大会等を含め非常に難しい状況の中で理解とサポートをしてくれた学校への「恩返し」をしたいという気持ちで、色んな部活とのコラボが話に出ていました。
同じ高校ダンス部だから分かる悔しさもあり、今回この企画に高校2年生が参加したいと共学部ダンス部の部長が申し出てくれた時は「是非!」と思いました。
部員たちもそういう想いを理解してくれてせっかくやるならばしっかりコラボシーンを作ろう!となりました。
その結果、短い間でしたが私たちの部活にも参加していただき振りの揃えやフォーメーションなど細かいところまで合わせました!
そして後は動画を撮影するのみ!!というところまで来ましたが、ここ1週間はずっと天気が悪くピンポイントで昨日28日の月曜日が「晴れ」でした。「ダンスONEプロジェクト」の動画締め切りは30日のためどう考えても月曜日がデッドライン。女子部と共学部と昼休みの時間なども違うので朝早く来てグラウンドで撮影しようとなりました!が、前日降った雨でグラウンドの一部がぬかるみ・・・しかも朝のグランドは建物の日陰。
動画撮影にはかなり不向きな状況になってしまいました・・・。しかし、今撮影するしかない!と思っていたところに応援で駆けつけてくださっていた生徒支援部の先生、校長先生、副校長先生が「せっかくだから」ということで急遽、女子部の昼休みの時間での撮影を許可してくださいました。その時間、共学部は授業でしたが15分ほどの撮影時間の間のみ公欠で参加を認めていただきました。その時、体育の授業もありましたがそこも協力していただき本当に素晴らしいロケーションの下でラストのユニゾンパートを撮影致しました!!
この宝仙らしい「英断」をしてくださり許して下さった校長先生・副校長先生はじめとする先生方、協力してくれた生徒の皆さん。本当にありがとうございました。
宝仙の歴史に残る素敵なムービーがつくれそうです!今、絶賛編集中です!
こちら公開されましたら皆様にもお知らせ致しますのでお待ちください!!
コロナ禍の状況の中でも「今しかできない」ことが出来たのは本当に良かったです。
撮影に参加したみんなお疲れ様でした!
ダンス部顧問 氷室 薫
(全員での集合写真!!)