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第8回 理数インターのグローバル 『「グローバル」の話をしよう』

2016/12/8

本校では、高校生対象に夏休みの2週間、セブ島で英語語学研修を行っています。研修中の週末には、アクティビティーが用意されており、その一つにセブ島のスラム街を訪れる企画がありました。今回は、語学研修中に訪れたスラム街をご紹介します。

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皆さんはセブ島がどこにあり、どんな所かご存知でしょうか?フィリピンのどこかで、海がキレイで、観光業が盛んで、観光客が沢山訪れる南の楽園というのが訪れる前の私の印象でした。恐らく生徒達も同じ印象を持っていたことだと思います。しかし、それはセブ島本島に隣接するマクタン島のことで、本当のセブ島は、フィリピンでも有数の貧困地域でした。

週末を利用して訪れた、ボランティア活動をしているセブンスピリットさんに同行し、本当のセブ島を、そこに暮らす人々の生活を見て一同愕然としてしまいました。

 

 

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写真1

セブンスピリットの日本人ボランティアさんが橋に空いたソフトボール大の穴を指差しています(写真1)この真下を川が流れています。もうお分かりですね。そう、トイレです。そこら中悪臭が漂っていました。

 他にも家賃1000ペソ、日本円で約2000円の家に家族10人で暮らしているお宅にお邪魔させていただき、セブ島の現実を教えてもらいました。3畳ほどのこの部屋(写真2)に6人寝ているそうです。ソーシャルワーカーをしているセブンスピリットのドロシーさん(左奥)が、「セブ島の外国からのイメージはキレイな海とビーチ、まさにリゾート地として認知されていますが、これも(スラム街)セブの一部、現実なのよ」と説明してくれました。生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

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写真2

 

その後、セブンスピリットの事務所兼、スタジオ(と呼ばれている)へ、スラム街で暮らす子供たちとの交流会がありました。皆とても楽しそうです。

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「グローバル」という言葉にどのようなイメージをお持ちですか? 良いイメージを抱かれる方が多いのではないでしょうか? 輸送技術、インターネットの発達により、一昔前と比べ、気軽に海外旅行に行くことができたり、世界の食べ物が簡単に手に入るようになったりしました。しかし、「グローバル」という言葉は本来「全世界的な」とか「包括的な」といった意味であり、そこにプラスの意味が特にあるわけではないのです。今回のようなインフラの整備されていない地域を訪れ、自らの目で見て、そこに暮らす人々と交流することも「グローバル」を理解する上で必要なことではないでしょうか。

2週間のセブ島滞在の中で、生徒たちの多くがこのスラム街での体験が一番心に残ったと言っていました。この体験は彼らが広い視野を持つきっかけになったのではないでしょうか。

もちろん、上記の体験だけではなく、立派に英語研修も終え、無事日本に帰国いたしました。そのお話はまた別の機会に!

 

文責 英語科 仲村崇

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