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校長blog 第14回「長崎から広島へ」

2024/11/29

中学2年生は、11月に長崎研修旅行をおこないました。
到着時の風雨が次第に収まっていき、自主研修時には、晴天になっていく天候への感謝と、「被団協」がノーベル平和賞を受賞した年に被爆体験をもつかたから「平和講話」をうかがったことは、忘れられない経験となると思います。
2年生のH.I.くんは、長崎研修旅行を前に、中野区主催の「未来を生きるために平和について学ぶ旅」に応募し、選抜されて、広島を訪問することになりました。
訪問を前に、その動機を文章にしてくれましたので紹介します。

校長 富士晴英

僕は以前、個人で長崎の原爆資料館や茨城県にある予科練平和記念館、そして東京の平和祈念展示資料館に足を運び、第二次世界大戦を様々な観点から勉強してきました。
しかし実際の戦争の被害にあった建物は一度も見たことがないです。
「百聞は一見にしかず」と言うように、いくら広島の原爆や被害について調べていても、建物の被害や広島の被害について知るためには、現地に行ってその恐ろしさを実感するのが唯一の方法だと思います。

冬休みに、僕は、中野区の平和基金活用事業の一環である「未来を生きるために平和について学ぶ旅」に参加してきます。
同じような意思や考えを持つ同学年の方達と参加できるので、自分が知っている知識を話したり、自分が知らなかったことなどを聞いたり、知識を共に共有できるとても貴重な機会になると思います。
この広島への旅で実感する戦争の恐ろしさや、教訓、自分の気持ちを言語化して具体的にし、今後の人生に活かし、友達に話したいです。

僕は先日、修学旅行で長崎の平和記念公園や資料館に行きました。
長崎と広島の原爆の被害がどのような部分で一致し、どのような点が違うかを記憶が新しいうちに比較し、文章からは感じ取れない当時の恐ろしさなども読み取り、今後の研究や戦争の勉強に活かしたいです。

戦争とはどの仕事や人生も歩んでも避けて通れないし、避けてはいけない分野だと思います。僕は将来自衛官になるのが夢です。人類が犯した最大の過ちをもっと知りたいです。

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