前回のblog「12歳の中学入試は、12種類」で、帰国入試を除く11種類をすべて「予想偏差値表」に掲載させてくださっているのは、
首都圏模試センターだけですと、書きました。
他の模試ではどうだろうとのぞいてみると、そもそも偏差値表とは、
長く中学入試の科目であった(今も、なお)、算数・国語・理科・社会の4科の平均偏差値を一覧表にしたものであるようです。
すると、本校オリジナルの新タイプ入試の数々は、そこに載っていないものがほとんどであるということになります。
しかし、医進コースは、2科とはいえ、算数と理科が入試科目なので、こちらは載せていただいているようです。
とはいえ、初めての「医学進学入試」であり、定員も1日午後15名・4日午後10名なので、
これはおそらく、偏差値表を作成するプロも予測困難な入試ではないかと、思います。
実際、世に4模試と言われる、SAPIX・四谷大塚・日能研と首都圏模試の予測数値は、ずいぶん幅があるようです。
率直に言って、わたしたちも、そもそも受験生数が読めない段階なので、どの模試が結果に近いものになるのか、今は、まだわからないというのが実情です。
ちなみに、9月の医進コース説明会でゲストとしてご発言いただいた森上教育研究所の森上展安先生は、
算数・理科の入試問題との相性も重要とおっしゃっていました。
(「日本経済新聞」10月1日電子版に、より詳しくお書きになっています)
その入試問題については、
もうお一人のゲストとしておいでいただいた中学入試問題アナリストの金廣志先生のご発言が、とても参考になると思います。
(次回blogにつづく)
校長 富士晴英