最新情報

進路の日

2024/7/27

 

「進路の日」は簡単に言えば「どうやって生きていくかを考える日」です。

 

夏休みの直前の生徒たちに例年、様々な角度から先輩の話を聴く全校行事です。今年で4回目を迎えました。第1部では社会人卒業生の原さんの講演が行われました。原さんは共学部理数インター2期生で、弓道部の創設に関わるなど黎明期を支えたフロンティア世代です。 社会人として華々しく活躍しているように見える卒業生も、実は中高時代は悩み、苦労しながらそれを糧に今があるのだということを生徒たちは実感したようです。

 

 

第2部・3部は大学生卒業生22名との交流です。先輩たちの大学生活の実際に皆で笑ったり、大学生の時間割に驚いたり、サークル?インカレ?など新出単語を学びました。もちろん、それだけではありません。在校生が自身に迫る文理選択や、選択科目、学部学科の決定をしていくうえで先輩が大切にした考えや、今だからわかる当時の自分に伝えたいメッセージを通じ、多くの“刺激”を受けたようです。

 

 また高校3年生では44大学の大学をお招きして大学での学びの実際や大学進路相談会を行い、実際にパンフレットを開いて大学入試担当の方のお話を直に聴き、質問するなど出願検討に向けて真剣な眼差しを向けていました。

 

中学生は上述の動きから離れます。第1部の社会人の卒業生先輩から「働くこと」を身近に感じ、意識してもらうことを契機に、中学1・2年生は続く第2部で「職業講演会」へと繋ぎます。多業種に渡る社会人の方から直にその職業職種の詳細を聴く貴重な機会をいただきました。実はこの講演者の先生方は本校の在校生の「保護者」です。趣旨に賛同していただき、ボランティア精神あふれる有志の保護者による多様な業種職種にわたる「職業講演会」を開催することができました。生徒たちは鮮烈に「働くことの奥深さ」を知ることになりました。

 

いわば進路の日は多くの人から「刺激を受ける日」と言っても良いかもしれません。

“刺激”があれば”反応”があるはずです。事後のアンケートの多くは良い”反応”を示し、次につながる兆候を示しています。長い夏が始まりました。それぞれの1学期間の学校生活を終えて締めくくりとなった「進路の日」をきっかけにこの学期の刺激の“反応”として、それぞれの真白な夏休みにカラフルな色をつけて欲しいと願います。

 

 

 

進路支援部長 清水    

Return to Top ▲Return to Top ▲