実行委員長のKさん、副委員長のNさん、T君のインタビューです。中学体育祭は、この3人の3年生が中心となって約5ヶ月間にわたり企画・準備・運営を行ってきました。理数インター中学生701名をまとめたリーダーとして今思う事を聞いてみたいと思います。
ーーーまず最初に、体育祭実行委員長、副委員長になった経緯を教えて下さい。
Kさん「1年生からずっと実行委員として参加していて、学年代表も経験しました。実行委員として参加する事が本当に楽しくて、今年は委員長として頑張りたいと思っていました。」
Nさん「私も1年生から委員を続けていて、2年生では先輩達が良い体育祭を作ってたのを目にして、私もという思いがあったからです。」
T君「僕は2年生で実行委員代表を経験して、その時の先輩達の姿が格好良く3年でも続けたいという思いがありました。昨年はKさんに沢山助けてもらったので、今年はKさんを支える立場になろうと思い、副代表になりました。」
ーーー新入生にとって初めての体育祭ですが、新入生の様子はいかがでしたか?
T君「とにかく目が輝いて見えました。クラスの個性も際立っていたし、1年生の学年種目であるキャタピラリレーが特に良かったと思います。」
Nさん「今年の1年生はキャタピラリレーの準備からの取り組みもあって、特に団結力が強かったんじゃないかな。」
Kさん「体育祭の最後に閉会の言葉で話したんですが、とにかく宝仙の体育祭を楽しんでいたと思います。全員リレーも声援が飛び交っていたし、応援の雰囲気が良かったと思います。」
ーーー中学生として生徒主体の学校行事を目指した体育祭ですが、どの程度まで自分達でやり切ったと感じていますか?
Kさん「元となるスケジュールなど先生にお願いする部分はお願いして、それ以外の、生徒で出来る部分は自分達で出来たかなと。積極的にクラスルームやQRコードを活用して生徒間の連絡を取ったり。それと、予行を完全な通しで行えたのが良かったです。」
T君「僕は、50%生徒、30%先生のサポートではないかなと思っています。会場の前日準備などは遅い時間の準備なので参加が難しく、生徒だけでというには限界もあったし。残りの20%は実行委員の先輩方が作ってくれた伝統だと思っています!」
ーーーでは、先輩が作ってきた体育祭と比較して、今年の体育祭で上手く行ったなという点は?
T君「3年生の実行委員だけでなく、いつもより2年生の活躍がとにかく良かったと思います。」
Nさん「今年は2年生の団長もいて、応援団が活発だったと思います。新しい取り組みで、開会式に応援団が士気を高めるイベントがあったのが印象的でした。昨年の反省を生かして、目に見える点数表を作ってみたのも上手くいったかな。」
Kさん「吹奏楽部のファンファーレ、点数表、部活動対抗リレーでの史上最強の帰宅部参加など、新しい取り組みが出来たのが良かったと思います。これからも新しい取り組みと伝統と融合できる体育祭になると良いなと思います。」
ーーー今年度の体育祭の反省点は?
Kさん「予行を上手く出来なかった点かなと思います。時間配分や確認不足で行ってしまった事も多くあったので。。」
Nさん「学校で行った体育祭予行での反省点が多すぎて。。。予行で失敗した点がとにかく多かったけど、そこで失敗した事を本番に生かす事ができました。本音は予行でも完璧を目指したかった。。」
T君「でも全体的に見ると、実行委員の手が足りていない時に、突差の判断で助っ人に来てくれた3年生もいて、周りを見ての判断力や協力してくれた事など、凄いなと気付いた部分もありました。」
ーーー最後に、体育祭を振り返って今どんな事を思っていますか?
Nさん「私達3年生が関わった体育祭を、来年も引き継いでほしいなと思います。個人的には3年間で一番楽しかった体育祭が出来ました。これから高校の体育祭でもやってみたい事があります。」
T君「僕にとっては、学校行事の中で体育祭が一番輝ける行事です。自分も楽しめたし、副委員長を経験したことで人間的にもひと回り成長できたと思っています。」
Kさん「体育祭本番だけでなく、準備段階からのプロセスを楽しめたと思います。後輩と協力して準備を進められた事も良かったです。個人的にも学年優勝、色別優勝で楽しめました!先生達に頼ってしまった部分もあったけど、高校の体育祭ではより自分達で完成させる体育祭を目指したいと思います。」
実行委員(中学3年生)と教員による振り返り