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校長blog RGB 第54回「わが校、中学3年生の大舞台。その名は、卒業プレゼン」

2024/2/4

さて、今回のブログは2024年1月27日(土)に実施された3年卒業プレゼンについてです。
いま中学3年生である15期生学年団では、卒業プレゼンを中学校生活における「表現活動」の集大成と位置づけ、「15の軌跡(キセキ)プロジェクト」と称しまして興味のあることについて論文を書き、この論文をもとに、「my story」に触れながら自分とはどのような人であるかを我々教員にプレゼンテーション形式で語るというものです。

学校1!元気な15期生たちのがんばりを振り返り、校長と学年主任がブログを書きました。
どうぞご覧ください。


自分の考えを、自分の言葉で伝える。
本校は、大切にしています。
入学から3年。
成長途上真っ盛りの彼ら彼女たちの、問題意識を披露してもらう場が、「卒業プレゼン」です。
わたしも、聞き手担当者のひとりとして、8人のプレゼンを聴かせてもらいました。
それぞれの個性、それぞれの試行錯誤、それぞれの現在を聴くことができて、とても、嬉しく、頼もしく思いました。
この機会を、理路整然とオーソライズしてくれたのは、進路支援部長の清水さんです。
その前提のもと、中学3年生を盛り立ててくれたのが、学年主任の岡田さんと、チーム3年生担任団です。
それでは岡田さん。
あとは、よろしくお願いします。
涙腺を崩さないように、お願いします。

校長 富士晴英


「卒業プレゼンを終えて…」 27日午後の職員室にて。

― イシイ先生!卒業プレゼンも始まってしまえばあっという間だね。

イシイ 先生~、「あっという間」って言いますけど、ここまで長かったんですからね。

― そうだね。3年生の始まりの4月に「卒業論文を書かせよう」っていうところから始まったんだものね。「15の軌跡プロジェクト」と名付けて。

イシイ そうですよ!そんなことを考えてたら心配で昨日は一睡も出来なかったんですからね(恨むような目)。

― (驚いて)えっ一睡も?

イシイ だって、中3に卒論を書かせるっていうこと自体がチャレンジだったし、そのチャレンジが今日の卒業プレゼンにどう結びつくのか?って考えたら、心配で心配で…。

― ふむ。でも今日の生徒たちの顔を見ていたら、とても楽しそうだったし、プレゼン終わった後も晴れやかないい顔をしてたよ。

イシイ だから、本当にほっとしました。一年間苦労してきたことが無駄じゃなかったって。

― そうだね。生徒たちの振り返りを読んでも、卒論を苦労して書いたことが今日のプレゼンに結びついたり、将来にもつながるっていう実感が多かったものね。

イシイ そうなんですよ!ちょっと驚くくらい。あとね、生徒たちの達成感につながったのは、今日の聞き役の先生方からもらった言葉だと思うんですよ。

― そのことで言うと「いい話」が一つあってね。Kちゃんがいるでしょ。

イシイ 先生が論文指導を担当した生徒ですよね。

― プレゼンの後、みんな笑顔だった中で、あの子だけは泣いてたんだよ。

イシイ (驚いて)えっそうだったんですか?

― あの泣き顔見ちゃったから「あ~あ、失敗したかなあ」って思ってたんだ。あの子の論文がマニアックな趣味のことだったでしょ。それが聞き役の先生に伝わらなくて、てっきり怒られたんだと思ったから。私の指導がまずかったんだって。それがね、さっきKの聞き役をしてくれたH先生から真相を聞いてね。

イシイ はいはい。

― 真相は全然違ったんだよ。怒られたどころか、反対に励ましてくれたんだって。

イシイ へ~。

― 確かに論文の内容はマニアック過ぎて、まるで分からなかったと。だけどKのプレゼンは自分の趣味のことだけで終わらずに、将来につながることを最後に語ったんだって。まさしく「マイ・ストーリー」だよね。その時、その志望を迷いながら語っていることにH先生が気づいたんだって。それで「君が本当にやりたいことをやったらいいんじゃない」って励ましてくれたんだって。そうしたら感極まって泣き出したんだって。

イシイ 先生!僕が言いたいこともそのことなんですよ!それこそが今日の卒業プレゼンの大きな意義だったって思うんです。

― と言うと?

イシイ 今日は、いつもの僕たち学年の担任団じゃなくて、学校中の先生方が協力してくれて、生徒たちのプレゼンを聞いてくれました。それで質疑応答の中で生徒の発表を深めてくれたり、褒めてくれたり、励ましてくれたり。そんな先生方の温かい姿勢が生徒たちに自信と勇気を与えてくれたんです。今日の卒業プレゼンを経験して、彼らが新しい何かに一歩踏み出す力を得られたんじゃないかって思うんですよ。

― ふ~ん。いいねえ。そうしたら今日の卒業プレゼンにふさわしい言葉は、やっぱり「晴れ舞台」になるなあ。「中学3年生の晴れ舞台」。

イシイ はい。そうなると僕たちにあと残された晴れ舞台はアレですね。

― アレって?

イシイ アレって言ったらアレしかないでしょう。先生泣かないでくださいよ。

― そうか。ならばその話はまだ早い。3月21日のアレのことはね。

イシイ 了解です!アレの話はまた今度ですね(笑)。 

ー よろしい。今日は帰ったらよく寝てくださいね。

イシイ はい!そうしま~す。

学年主任 岡田

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