昨年度の高1探究では、NPO法人 JSBNの皆様のご協力のもと、有志生徒が企画から関わり、キャリア教育プログラムを運営しました。
(NPO法人JSBN様がアップしてくださった記事はこちらですhttps://www.jsbn.info/post/hosen_20221216)
このときの経験をきっかけに、その後も生徒が有志団体(キャリアデザイン部)を立ち上げ、主体的に活動を継続しています。
今回は弁護士の大宅達郎様の事務所にお伺いした際の生徒レポートをお送りします。
探究科 馳川祐子
今回は弁護士の大宅達郎さんの事務所に生徒8名でお伺いしました。
弁護士という仕事についてはもちろん、大宅さんご自身の人生観も含め、様々なお話を聞き、大きな刺激を受ける機会になりました。
なにより、大宅さんの雰囲気がとても明るくいきいきとした素敵な方で、貴重なお話をしてくださいました。
弁護士という職業に対しては「真面目な人」という型にはまったイメージを抱いていましたが、大宅さんにお話を伺って、そういった印象がガラッと変わりました。
今回伺った話を簡単に2つに分けてお話します。
まず、弁護士の仕事についてです。
弁護士は裁判で無罪を主張するのが仕事なのかと思う人が多いと思います。実際私もそうでした。しかし、裁判だけでなく中小企業の倒産や事業再生に携わる弁護士のお仕事があることを教えていただきました。弱い立場の人がこれからの人生をよりよく生きていくための弁護士という存在についてのお話は特に印象に残っています。
次に、人生についてです。
大宅さんは、成功する人の共通点として、自分の価値を高められる人、向上心を持っている人、時間を大切にできる人の3つを挙げられていました。活気のある人がいるだけで職場がどれだけ賑やかになるのか、という職場のあり方についても、私たちは普段考えたことがありませんでした。また、実際のオフィスにお邪魔させてもらった時に、働くみなさんの雰囲気が堅苦しくないのと同時に、弁護士の方々も楽しげな雰囲気で、すごく素敵だったことも印象に残りました。お話も面白い人が多く、その様子を見て大宅さんの言う活気の溢れている人がたくさんいる事務所とは、こういうことなんだなと思いました。
今回の訪問を通じて、私たちは多くのことを学びました。
例えば、学生のうちに身につけた体力は大人になっても活きること、たくさんの人と関わって視野を広げたほうがいいこと、他人に貢献する気持ちを持つことが大切であることなどです。高校生にとって社会人と関わる機会は少ないため、弁護士事務所を訪れ、弁護士の生の話を聞くことは新鮮でした。今後も私たちキャリアデザイン部は、積極的に活動していこうと思います。
大宅さん、貴重なお話、本当にありがとうございました。
生徒M・O(高2)