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校長blog RGB第19回「図書委員生徒たちの活動から」

2023/7/15

読書運動に力を入れたいという教員が始めた「読書プレゼン」については、わたしたちの本である『できちゃいました!フツーの学校』でも、紹介したとおりです。
その後、日本一多い入試方法を誇る、本校の中学入試のひとつにも、この「読書プレゼン」は、採用されています。
ここでは、図書室司書の星川さんと図書委員の生徒たちの活動・活躍をお伝えします。

校長 富士晴英


「図書だより」第1号の発行に寄せて

本校の図書委員会の生徒は、中学生が50名、高校生は1,2年生が31名います。中高全体では、80名以上の大所帯になってしまい、中高一緒に委員会を開くことは難しいため、中高それぞれの部門ごとに委員会を開き、係の選出を行いました。
第1回目の委員会の係り決めでは、毎年恒例の「図書だより」の編集を行う編集委員を募りました。
高校では6名、中学では、8名の生徒が編集委員へ立候補し、第1号の記事を作成することになりました。5月に入り、中高それぞれの「図書だより」の発行名称(タイトル)を決めるため、中高各々の編集委員から、それぞれの委員へ発行名称を募りました。6月に入り、最終的には、高校生のタイトルは「読書のみちしるべ」、中学生は、「図書委員のつぶやき」に決定しました。
完成した図書だよりは、各学年クラス全体へと配信され、印刷することもできますが、基本的には、ペーパーレス(環境保護も考慮)で、配布は行っていません。
本校の図書だよりの面白い点は、委員会の生徒全員が、それぞれ本の紹介でPOP(ポップ)を作成し、完成したPOPは、そのまま図書だよりの原稿の記事となるところです。図書だよりを発行した後、それぞれ委員が書いた本の紹介(POP)は、図書室である程度の期間、本と一緒に展示または掲示します。つまり、一度発行した記事(POP)は、本の紹介文として展示または掲示され、しばらくの間、生徒や見学者の目に留まるものとなるわけです。図書委員には、魅力ある紹介文を書く生徒やイラスト等が得意な生徒もいます。完成したPOPは、個性ある作品として楽しむこともできますし、まだ読んだことがない本への興味関心を育むきっかけになるかもしれません。
 今回紹介した図書だよりから、POPをいくつかピックアップしてご紹介します。また2学期、3学期には、2号、3号を発行する予定です。楽しみにお待ちください。よろしくお願いいたします。

星川 弘恵

図書だより掲載POP

 『できちゃいました!フツーの学校』(岩波ジュニア新書)

 

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