中学受験とは、保護者にとっては、どのような意味を持っていたのでしょうか。受験しなければ、目の当たりにできなかった我が子の葛藤や試行錯誤を通して、我が子なりの成長過程を確認し、支援するため。
では、受験生にとっては、どのような意味を持っているのでしょうか。リスクある受験に挑んだ勇敢さを認められる必要があります。結果ではなく、努力の過程を評価されていることを実感してもらう必要があります。まだ12歳です。
今春の入学者を、10期生として迎える本校は、葛藤や試行錯誤の最中にある受験生および迷いを抱えながら我が子を支援してきた保護者を歓迎します。
みなさんとともに、「知的で開放的な広場」をつくっていきたいと思います。もちろん、失敗もしながら。
校長 富士晴英