10月16日に、「中学1年生の実態」。学年主任から、①自立の準備期間として中学
1・2年生の過ごし方が重要であること、②基本的生活習慣・学習習慣を身につけるため
には、ご家庭の協力が不可欠であること、③その結果、1年生は1学期で3分の2が皆勤
だったこと等が紹介されました。一方、定期試験前には、予想問題作成を生徒自身に促す
等のアクティブラーニングに取り組んだということも紹介されました。
23日夕方からの「なんでも相談会」。その名のとおり、どんなことでもご相談下さい
というスタンスです。お互いに率直に思いを語り合う形で進みました。苦手教科のこと、
やる気スイッチがなかなか入らないこと、その他困っていること。保護者のみなさん同士
でも、悩みをシェアする場面は必要だと思いました。
27日の「あと3ヶ月。まだ3ヶ月。この時期の見守り方」。今回は、卒業生の保護者
で、学習塾を経営されている方をゲストにお招きしました。苦手な教科を好きになろうと
言っても、無理がある。嫌いでも、やらなければいけないことはやることを理解させるこ
と、そのスキルを身につけさせることが指導の中心であるべきというお話がありました。
私は、中学入試に挑むこと自体がその子にとって成長の機会にならなければいけないこと
、そのためには、保護者は結果ではなく過程を評価するという価値観を常に示すことが大
切という話をしました。
11月6日の「リベラルアーツ入試」。今年度から始める新入試の説明会。2020年
度からの大学入試改革の方向性を読み解き、その入試に挑戦する受験生に対応する中学入
試にするために新設しました。「日本語リスニング」と「学習歴のプレゼンテーション」
が二本立ての入試です。従来の「読む」「書く」中心の試験とは異なり、「聞く」「話す
」技能を問う試験です。「学習歴」とは塾での成果だけではありません。英検や各種コン
クール入賞等だけでもありません。自分の探究テーマがある、リーダーシップを発揮して
チームをまとめた、その他12歳までに活躍したことやその体験から得たことを、私たち
理数インターの教員に伝えてほしいのです。学校は、多様な人材を求めています。多くの
小学校6年生に、この入試にチャレンジしてほしいと思っています。この入試の次回の説
明会は、11月30日です。
さて、いよいよ来週からは、ご覧のように、入学試験までの教科ごとの学習方法をお話
ししたいと思います。最後までがんばる受験生と保護者を、本校は応援します。
校長 富士晴英