3年生全員とともに、シンガポールに滞在しています。
28日~11月1日まで。
昨日は、学校交流を行いました。
学校は、陸続きの国境を超えたマレーシアのジョホールバルにあります。
SMS TAMAN RINTING2 という5年制の中等教育学校です。
この学校にとっては、外国からの生徒たちが100名を超える規模で来校するのは、初めての体験ということで、熱烈に歓迎してくれているのが、私たち旅行団の一人一人に強く伝わってきました。
歓迎セレモニーでは、現地校生徒の3種類の民族ダンス。マレー、中国、インド。多民族が互いを尊重しあって成り立っている学校であり、文化であることがわかります。
バンド伴奏でのフォークソングに移った時、この3つの民族の生徒たちとともに、何人かの本校の生徒たちも、手をつないで一緒に出てきて、みんなでダンスを披露してくれたのを見たとき、こんな素晴らしいグローバル体験は得難いと思いました。
本校生徒からのパフォーマンスは、マレー語を交えた英語挨拶、ダンス、パワーポイントを使ったプレゼンテーション(学校生活紹介・お手玉やけん玉実演を含めた日本文化紹介)、ソーラン節実演等でした。ソーラン節の際、現地校生徒から、「どっこいしょう、どっこいしょ」、「ソーラン、ソーラン」の掛け声もいただきました。
その後は、現地校生徒たちが、校内を案内してくれました。セパタクローを一緒に体験したり、ジャラというマレー料理を一緒に作り食べたり(なんと日本語レシピまで用意してくれていました)、マレーの衣装を着せてくれたりと…。
時に片言、時にボディーランゲージも含め、異文化の同世代から厚いおもてなしを受けたことで、アクティブにコミュニケーションをとろうとする本校生徒の姿勢が、あちらこちらで確認できたことは、中学最高学年としてふさわしいと思いました。そもそも、生徒の歓迎セレモニーでのパフォーマンス自体、この研修旅行委員たちで構成したものでした。
帰国したら、先輩として、この経験を、後輩に伝え、引き継ぐべきものや、改善できるものは何かを提起してくれることを、大いに期待しています。
研修旅行は続いています。他者を思いやる気持ちを忘れず、積極的に取り組みましょう。
校長 富士晴英