11月16日(火)~21日(月)に5年生は5泊6日の修学旅行に行ってきました。
5月に発足した修学旅行委員の生徒たちは半年間この旅行を成功させるために活動してきました。今回はその旅の様子と、修学旅行委員長2名の言葉を2回に分けて紹介させていただきます。
11月16日(水)~1日目~
旅の始まりは羽田空港。ここから福岡と熊本に目的地を分け、生徒たちは出発しました。
事前に生徒が作成したプランを元に、福岡は「明太子作り」「柳川下り」「糸島」「福岡タワー」「門司」の5コース、熊本は「マザー牧場」「ネイチャーランド」の2コースの全7コースに分かれて研修を行いました
11月17日(木)~2日目~
宿泊先である別府から、フェリーで1泊2日の民泊の受け入れ先である愛媛に渡りました。クラスごとに異なる地域で3、4人程度を1グループとした生徒たちが各ご家庭にお世話になりました。入村式を終え、初体験の民泊に不安と期待を抱えてそれぞれの民泊先へ。
11月18日(金)~3日目~
この日の午後、民泊を終えた生徒たちはとても満ち足りた顔をしていました。離村式では涙でお礼の挨拶の声を詰まらせ、名残惜しそうにバスに乗り込みました。芋掘りや蜜柑の収穫、釣りに満天の星空、食事の支度…。普段体験することが出来ないたくさんの思い出を得たようです。
旅は後半に続きます。
以下は、修学旅行委員長のコメントです。
私は今年の西日本修学旅行は12期一人一人、それから学年としても成長し、みんなの心にずっと残る素敵な思い出になった修学旅行だと思います。私はその理由の一つでもある目標について書きたいと思います。
今年の西日本修学旅行の目標は「責任」、「一躍(ひとやく)」、「挑戦」でした。まず「責任」は自分たちの行動や言葉の選択に責任を持ち、それを各自が自覚するという意味です。「一躍」は一人一役の「役」を躍進の「躍」にした造語で、一人一人が成長するという意味です。「挑戦」は新しいことに一歩踏み出すという意味です。この三つの目標を合わせると、自分の選択に「責任」を持ち、それを踏まえて「挑戦」してみる、そしてその2つが一人一人の成長、学年の成長につながるという意味になります。実際に修学旅行に行ってみて、この3つの目標は達成できたのではないかと思います。
まずは「責任」という目標についてです。今年は4日分の行程表を自分達で組みました。1、4日目JTBの添乗員さんに作り方を教えてもらって委員会で行程表を作り、5、6日目は班ごとに自分たちで行程表を作成し、見てもらいました。このように自分たちで選択し、決定する場面が今年の修学旅行では多かったです。実際に旅行中は自分達で自由に作らせてもらった行程で巡り、代わりに周りの方々に迷惑をかけないという責任を各々が自覚して行動しました。
次に「挑戦」という目標についてです。今年はルールを作りませんでした。そのことは先生と委員長、副委員長達で考え話し合い、委員会で意見を出し合って決めました。ルールがなくてもそれは決して難しいことではなく、ルールがある時と同じように行動できるのではないかという結論になったからです。去年は委員会でルールを作成したこともあり、学年みんなにそのことを共有して理解してもらうことは難しいという意見も出ました。しかし、今回の旅行の目標を達成したいという思いで、ルールなしに決定しました。それ以外にも、民泊などみんなが新しいことに挑戦してみることができたのではないかと思いました。
最後に「一躍」についてです。自由な修学旅行を作らせてもらっているからこそ、挑戦することによって修学旅行以前より成長できたことが一人一人あるのではないかと思います。
今回の修学旅行では、去年の関西研修と比べても色々な経験と飛躍をすることができました。まず委員会では新しいことに挑戦するだけでなく、去年の経験や関わりを活かすことができました。委員会に話しを出す前に先生にお話を聞き、委員長と副委員長でたくさん意見を出し合って、委員会でよりよい話し合いができるようにしました。また委員会を5つの部署に分けてみんなに役割があるようにしたり、ルールについての話し合いでも委員会内で意見が出しやすく伝わりやすいように、去年委員だった人とそうでない人で分かれて意見を出し、共有したりしました。このように去年の委員会での活動を活かすことができたと思います。そして民泊では東京では絶対に見ることのできない透明感抜群の海など、すばらしい自然の景色、食べ物、体験を味わうことができました。そして民泊を受け入れてくださった方々も、私たちが今まで会ったことのないような方々でした。本当に家族の様に接していただき、また普段は気付けないこと、これから大事にしていきたいことなどを教えていただきました。また修学旅行だからこそ、今まで仲良かった友人と様々なことを話したり、話したことのなかった友人とも仲良くなることができました。このような成長ができて、本当に楽しい5泊6日の修学旅行でした。
このような修学旅行を企画してくださった先生方、修学旅行に行かせてくださった保護者の方々、修学旅行に関わって下さった方々、本当にありがとうございました。
【修学旅行委員長 5F R.K】
5学年 河中優歩・福井磨美