9/10(土)と9/24(土)のLHRの時間に個人探究の中間発表会をポスターセッション形式で行いました。
学年を2つに分け、体育館にて一人ひとりブースを設け、その前に発表者が立ち、参加者に説明をしました。
先生方や在校生、保護者の方にも足を運んでいただき、様々な意見をもらっていました。
普段人前で話すことが苦手な生徒も伝えようという想いをもち、一生懸命に取り組む姿が見られました。
3月には最終発表会を行います。多くの方からいただいた意見を参考に、内容をブラッシュアップし、素敵な発表になることを期待しています。
以下5学年主任の橋本より、今年度行っている探究活動についての説明です。
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5学年では、4年次の「グループ探究活動」を経て、今年度は「個人探究活動」に取り組んでいます。
昨年度の「グループ探究」は、ある程度定められた枠の範囲内で、グループで1つの社会問題を取り上げ、その解決策を模索していきましたが、今年度はテーマの選定からすべて、生徒各自に任せています。
4月のオリエンテーション期間には、まず「自分の興味関心のあるテーマをとりあえず100個挙げてみよう!」というところからスタートしました。自分の興味を10個出すのも四苦八苦…といった様子の生徒もいる中、なんとか絞り出した100個のテーマから自分が「これ!」と思う1つを決め、グループワークを通じてその展望を語ってもらいました。が、その時点ではまだまだ、頭の中では明確なプレゼンの形になっていなかった生徒がほとんどだったように思います。
そして夏休みを利用して、各自のテーマに沿ったフィールドワークを必須としながら、デバイスを用いてテーマに沿ったスライド作りを宿題としました。そのスライド6枚を模造紙に貼り、2週に渡って「ポスターセッション」を行ったのが今回の「中間発表会」ということになります。
中には、インターネットからただ拾ってきた情報をそれらしくまとめたもの、テーマの表面的な理解に留まっているものなど、玉石混交のポスターセッションとなりましたが、ここから最終発表会に向けて彼らがどれだけ自分の探究内容をブラッシュアップし、どれだけ深掘りをして「自己ベストの更新」につなげられるかを学年団一同、今からとても楽しみにしています。
我々学年団にとっても、体育館全体を使っての大規模なポスターセッションは初の試みで、どのようにしたらポスターが自立しお客さんに見やすい形になるか、間隔をどれだけ開けたらすべてのポスターが収まるかなどなど、何度も試行錯誤を重ね、「とりあえずやってみよう!」という形で実施に踏み切りました。教員側の運営面にももちろん失敗や課題は多くあり、それを最終発表会に向けてどう修正し、どんな場が提供できるのか…私たちもこの中間発表会の反省を踏まえて、よりよいものを作っていきたいと思っています。
保護者の皆さまや先生方、下級生の皆さんに来場いただき、発表者の生徒に向けて貴重なご意見をたくさんいただきました。テーマの紹介だけでなく、1人1人がそれに対する自分なりの考察や意見をしっかりと持ち、「探究」と呼ぶにふさわしい内容まで深掘りができるよう、我々もサポートしていきたいと思っています。
5学年主任
橋本真生
5学年 福井磨美・河中優歩