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校長blog ジェネレーションXYZ 第36回「将来の宇宙飛行士からのメッセージ(1)」

2022/6/24

昨日、5年生(理数インター高校2年生)の英語の授業と、放課後、希望者対象に、交流会が催されました。
東大工学部宇宙工学科を今春卒業し、秋からUCLAのPh.D.に入学する小髙さんにおいでいただきました。

ご縁は、文京区目白台にある和敬塾さんと知り合ったことから、始まりました。
小髙さんは、専門性を高め、人間性を深めるために、カリフォルニアの大学院に進学します。
全費用免除という待遇です。
将来は、宇宙飛行士になるという夢を高校時代から持ち続け、一歩一歩近づいているであろう青年のお話を、本校の生徒にも、聞いてほしいという設定です。

わたしは、とても、心身が活性化した感覚を覚えたので、数回にわけて、ご紹介します。
最初は、英語の授業担当者である、對馬さんからのコメントを中心に。

その前に、わたしの感想を。
小髙さんのお話は、虚飾がまったくないのに、つまり、真摯そのものなのに、聞き手に、窮屈感を感じさせない。
そこが、資質としても、人生の積み上げかたとしても、新鮮な感覚を覚えました。
わたし自身は、虚飾織り交ぜないと、気恥ずかしくなってしまい、聞き手の前に、こちらがもちませんので。

校長 富士晴英


「ロケットなんて飛ばせないという人はどのような人でしょうか」
これは小髙氏が生徒に問うた質問の1つです。
あなたの答えは何でしょう。

私の授業の目的は、ロケットで例えれば、推進力となるエンジンを作り出すことです。
協働作業をしながら、英語を用いてのアウトプットがその手段の1つです。
授業をするのは、もちろん教員ではなく、生徒です。
自分たちが授業を作りあげることができるのか。
作りあげるなんて無理なのか。

“人は自分の知識の範囲でしか人間を語ることができないから。
 人間を語るって、結局自分を語ることでしょ?”
 (「魔女は語る」 中山七里)

彼の話を聞いて、生徒たちはどこまで飛んでいくのか。
楽しみです。

英語科主任 對馬 洋介

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