宿泊をともなう研修旅行が、こんなに貴重なものだとは思いませんでした。
蔓延防止等の直前に、関西研修旅行にができたことを、あらためて、ありがたいと思います。
生徒たちと「同じ釜の飯を食べる」こと自体が、楽しいことに、あらためて、気づきました。
4年生のみんな。
次年度は、アメリカには行けなくても、どこかには、行こう。
校長 富士晴英
研修旅行にあたっては、総勢43名から成る「12期生関西研修旅行委員会」が、
旅行の目標、ルールを議論して策定し、また行程の中身を旅行会社の方と協議をしながら決めてくれました。
我々学年団はそれを尊重し、承認し、可能な限り彼らに委ねてきたつもりです。
その結果、旅行委員だけではなく、
学年の生徒たちみんなにとっても、非常に意義深く、
また満足度の高い旅行となりました。
この旅行で彼らが何を考え、何を得たのか…。
それは今回の研修旅行委員会の中心メンバーとして活躍してくれた、
ある生徒の感想をご紹介することで、皆さまに感じとっていただければ幸いです。
4学年主任 橋本真生
今回は、準備の段階から深く携わり、とても充実した研修旅行でした。
研修中の生徒の表情などから、楽しそうに日々を過ごし、とても充実していることが見て取れました。とくに今回の研修旅行は、3日間の行程のうち2日間が生徒主体で考えた内容となっていたので、そのことが今回の研修旅行の醍醐味でもあったかと思います。
教員に連れられて行くのではなく、自分たちで考えたプランで行動できたことが大きな財産となり、5年生の修学旅行に連動させられるように、これから考えていきたいと思います。
4学年行事担当教諭 大島勇人
みなさん研修旅行お疲れ様でした!あっという間の3日間でしたが、
とてもいい思い出ができたのではないでしょうか。
私もこの旅行を通してたくさん思い出ができました。
今はその思い出を大切に消化しつつ、また、通常の学校生活に戻ろうとしています。
私自身は旅行前、オミクロン株による急激な感染増加もあり、こんな風に京都奈良での思い出を語れるようになることも想像できず、直前まで、行けるかどうか不安で、気が滅入ってしまったりもしました。
そのため、旅行中の皆さんの楽しそうな姿や笑顔が見られて、本当に安心しました。
さて、今回の旅行では「団結・コミュニケーション・尊重」という目標を掲げましたが、
私はその中で特にコミュニケーションにおいて、自分の目標を達成する旅行にしようと決めていました。
いつも自ら交友関係を狭く制限しがちなので、今回はその殻を破れたらいいなと思っていました。
いつもとは違う輪の中に入っていくのは少し緊張しましたが、みんな優しかったのですぐに馴染んで楽しい時間を過ごせました。
普段とは違う環境にいることで、自分自身も普段できないようなことにチャレンジできたのではないかと思います。
また、私が研修旅行の委員長として学んだことは、当事者意識の有無の違いです。
この委員会では、生徒が前に出て自分たちで動くことが前提としてあり、
委員長として私もそれを意識して委員会に参加していました。
今回の旅行では、準備の期間も含めて、成長できた部分があり貴重な体験ができたと思います。
それは、自分で動くという意識があったからこそ作れた時間だと思います。
もう1つ、今回の旅行に行くにあたって、私たちがたくさんの大人に支えられていることを実感しました。
目に見える相手だと、先生方や親、JTBのお三方や旅館の方々、バス関係の方などが挙げられますが、
きっと私の想像の及ばないところでも多くの方が関わってくださったことで成り立ったのだと思います。
自分が今回の旅行を楽しむことができたからこそ、そういった方々への感謝を大切にしようと思えたし、
そもそも現地に行って楽しめたことも多くの方のおかげなのでこの旅行は本当にありがたいものだと実感しました。
しかし、その全員に感謝の気持ちを伝えることは不可能なので、せめて先生方など伝えられる相手にはしっかりと感謝を伝えたいと思います。
委員会や学年の子たちには私が至らないところも多く、混乱させてしまったことも多かったと思いますが、
みんなの旅行への関心の高さで委員会としてもスムーズに活動できました。ありがとうございました!
私は、みんなの楽しそうな姿にたくさんパワーをもらって、本当に幸せな気持ちになりました。
次の旅行も良いものにできるように委員会としても頑張っていきたいと思います。
今回の旅行を通して、良かった点や次に繋げられる改善点を見つけたので、
また委員会のみんなで意見を出し合いより良い旅行にできるように次に向けて、また委員として活動できることが楽しみです!!
関西研修旅行委員長 H・K