女子校だった宝仙学園中学校・高等学校に、共学部「理数インター」を立ち上げて、今年度で15年になります。
ということは、在籍している生徒たちは、本校からすれば、10期生から15期生ということになります。
最上級生である10期生は、コロナ禍に直撃された学年でした。
楽しみにしていた、高校2年時の、アメリカ研修旅行が中止になりました。
実行委員会の中心となるはずだった学園祭の宝仙祭も、来場者なしで行わなくてはなりませんでした。
もちろん、部活や、日常の高校生活も、大きな制約を受けました。
気の毒でした。
しかし、卒業と大学受験は、待ったなしです。
大きな制約のなかで、持っているちからを、発揮しなければいけません。
先日、卒業試験が終わりました。
おのおの、それぞれの結果を引き受けながら、いよいよ、大学受験です。
進路支援部長と10期生学年主任から、2学期終業式後に、生徒たちに、旅立ち直前のエールを、と要請してもらいました。
あなたたちは、よく耐えた。がんばった。
だから、前に進める。
最後まで、やり切ろう。
10期生にたいしては、率直に、言えます。
校長 富士晴英
自習室の張りつめ感は、例年以上と、観察しています。