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広報室&校長&仲間たちblog “Over the Rainbow” 第97回 「5年生(高校2年生)琉球(沖縄)研修旅行 団長雑感」

2021/12/2

今回の雑感は、研修旅行委員が、生徒代表として、おおいに活躍してくれたことへの感謝です。
委員長の川口くんがマイクを持つと、静粛に話に聞き入る生徒たちの姿勢に、生徒同士の信頼関係を実感しました。
ということで、ここは、川口くんみずからのコメントを紹介します。

                                  校長 富士晴英


高校生活において最初で最後の宿泊行事となった沖縄研修旅行。それぞれいろいろな想いがあったと思います。

僕は研修旅行委員長として、今回の研修旅行に携わりました。
僕には委員の経験がなく、委員の招集から旅行までに1ヶ月しかなかったこともあり、不安に感じたこともたくさんありました。
しかし、先生方をはじめとする旅行業者の皆様の素早い対応や
研修旅行委員のメンバーが率先して仕事をしてくれて、無事この旅行を成功させることができました。

前述の通り、僕には大きな学校行事に関わる委員の経験がありませんでした。
それでも自ら手を挙げて委員になり、さらに委員長になったのには理由があります。
それは、“経験“に対する好奇心、探究心です。

僕は以前、ある先生から人生における“経験”の価値を教えていただきました。
「勉強はもちろん頑張らなきゃいけないけど、今しかできない“経験”はこれからの人生で宝物になる」。

その言葉が僕の心を動かしました。
高校生の今だからできること、それを意識するようになった僕は、様々なことに対して挑戦しようと行動するようになりました。
そこで得た“経験“は、分野の垣根を越えて僕の人生に関わっていきました。
そんな中、僕の頭の中に研修旅行という大きな行事が飛び込んできました。
高校生活最初で最後の研修旅行、これからの人生で旅行の委員をすることなどないだろう。
コロナ禍で減っていた、友達と互いに協力し合い何かを成功させるチャンス、これを逃すわけにはいかない。
そういった想いから僕は研修旅行委員になりました。

さらに、前に出て何か話すことや全体をまとめて進行していくという“経験“”は委員の中でも委員長という役職でないと触れることができない、
そう思って委員長に名乗り出ようと決意しました。
これまで受動的だった行事に自ら携わることによって、新しく学ぶことがたくさんありました。
伝えることの難しさや決断力、仲間に頼ることの大切さも再認識することができました。
今回委員で学んだことや旅行で知った知識は、単なる“学び”ではなく、次の学びに繋がるチェックポイントのようなものだと思います。
この学びを自分のものだけでなく、友達であったり後輩に伝えることができればさらに一段階上の域に達することができるのではないかとも思います。
僕がこの研修旅行全体を通して学んだことを簡単に表現するのであれば、“自発的な経験“だと思います。
自分から体験しようとする、自発的に学ぼうとする、その姿勢がとても大切なのではないかと感じました。

この経験や学びをまた違う場面でも生かすことができるように、”今しかできないこと”に目を向けて残された高校生活を過ごしていきたいと思います。

沖縄研修旅行委員長 5年C組A・K

   

   

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