皆様こんにちは。共学部ダンス部顧問の有山です。
先月、私たちダンス部の活動の中でメインである宝仙祭の発表を終えました。
今年度の宝仙祭はオンライン開催でしたので、少しでも多くの皆様にダンス部の活動を見ていただこうと思い、2つの動画をご紹介いたします。
紹介にあたり、作品作りに尽力したメンバーからの熱いメッセージもありますので、ぜひ最後までお付き合いください。
◆高2:Mさん
練習が始まる予定の8月、都内のコロナ感染者数は5773人。ニュースを聞いた時まず最初に思ったことは 「フィナーレどうしよう」 でした。
10月に行われる文化祭のダンス部の発表では毎年最後に全員で踊るフィナーレというナンバーがあります。しかしこのような状況で97人もいるダンス部が活動できるわけもなく、振り付け担当の生徒が家で撮影し、その映像を配信。その動画を見て後輩たちは各自家で練習をし、期日までに撮影して先輩に送るという形をとりました。
イレギュラーな事だらけで始まった最後の夏の部活は予想を超える大変さでした。まず中1・中2においてはコロナが続く中で練習時間もそれほど確保できていないままだったため、送られてきた動画はほぼ初心者でした。一人一人に改善点を伝え再度動画を送ってもらうなど出来ることはしましたが、文化祭までに間に合うのかという焦りと後輩は頑張っているのにちゃんと教えられていない申し訳なさで胸がいっぱいだったのを覚えています。
そして次は文化祭が映像配信になったことです。夏休み後の9月もオンライン授業になり、少し覚悟はしていましたが生での発表が出来なくなってしまいました。映像化するにあたり、構成を練り直していたところふと学校の色々な所で撮影したら楽しんでもらえるのではと思いました。そしてカメラワーク、立ち位置、衣装などを考え映像のイメージを立てていきました。撮影が得意な後輩の子と相談しカメラの画角を決めていき、衣装は学校で撮影になったため元々予定していたものではなく制服に変更し、段々と完成図が見えてきた所で登校再開になりました。しかしコロナの影響で撮影までに取れる練習時間はたった3時間でした。練習日当日は分刻みでスケジュールを立て、なんとか撮影日に間に合わせたものの当時はやり切れない気持ちでした。
そして迎えた撮影日は残念ながら雨だったため、撮れる分だけ撮り、外での撮影は後日行いました。
全てを撮り終えた日、帰り道早速撮影した動画を繋げてみました。今までずっと考えてきたものが1つ形になったのを見たその瞬間はこれまでに味わったことの無い達成感でした。深く感動しました。
文化祭当日、お客さんが映像を見て拍手してくださっているのを後ろから見ているときも達成感と満足感でいっぱいでした。コロナ禍で出来ることを模索し、最善を尽くそうと試行錯誤を重ねた日々は無駄ではなかったんだと身に染みて感じました。
動画を作り終えてしばらく経ちますが未だによく見返します。その度に振り付けを考えてくれた同級生、撮影場所を確保して下さった先生方、様々な人の協力があって形になったことを痛感しています。改めて私を信じて任せてくれた先生方に感謝します。貴重な経験をさせていただきました。今回の経験は私の中で大きな糧になりました。私は今年で引退ですが後輩たちが今後この映像製作をきっかけに何か感じてくれたらとても嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
フィナーレ動画 https://youtu.be/hzpmv4IePoU
宝仙祭の練習に加えて、日本テレビのスッキリで開催された「ダンスONEプロジェクト」に応募するため、有志で精力的に活動していたメンバーもいました。
◆高1:Rさん
コロナ禍でもこのように素晴らしい作品を作ることができ、一生の思い出を作ることができました。どんな時でも協力して、ひとつになり、大好きなダンスを踊る、このダンス部が本当に大好きです。ぜひ沢山の方に見ていただきたいです。
◆高1:Kさん
コロナ禍で部活動が制限されていた中でしたが、ダンスを通じて全国のダンス部の皆さんと繋がりたいと思い参加いたしました。
限られた時間の中でしたが、ダンスの楽しさを伝えられるよう全力で踊りました。
素敵な作品に仕上がりましたので、是非皆さん見てください!
ダンスONEプロジェクト動画 https://youtu.be/iktpsyxdqeQ
ダンスが大好きで、仲間と踊る時間を大切にしてる生徒たちがダンス部にはたくさんいます。
一生懸命に、かつダンスの楽しさを全身で表現している彼ら・彼女たちの踊りを、是非ご覧ください。
共学部ダンス部顧問
有山 美桜