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広報室&校長&仲間たちblog “Over the Rainbow” 第74回 「理数インター高校1年生の1学期 その2 勉強に向き合う場を仲間と共有する経験」

2021/8/6

先日、高校第1回説明会をおこないました。
高校1年生が、舞台でのトークや校内案内に、大活躍してくれました。
なんといっても、本校は、生徒に主役を張ってもらうことを期待していますので、広報活動をふくむ発信のステージは、大切です。
さて、その高校1年生ですが、1学期末から夏休みはじめにかけて、本校初のこころみにチャレンジしてくれました。
本校の学校方針にかなう取り組みと、頼もしく思っています。
というわけで、担任団から、概要を紹介してください。

校長  富士晴英

〜前回の記事〜
8/5 Blog「理数インター高校1年生の1学期 その1 三者面談は生徒プレゼン」
※前回のBlogから繋がった内容となっております。是非、前回の記事をご覧いただき、今回の第二弾をご覧ください。


高校1年では、夏休みの7月26日と27日に「通い型勉強教室」を行いました。本来であれば夏期講習を行う期間ではありますが、あえて2日間合計で14時間30分に及ぶ自学自習にチャレンジしてもらいました。

この試みには、コロナ禍において、「生徒たちが夏休みに学校に来てやってみるだけの価値があったと思えるものは何か」というのが根底にあったと思います。 「通い型勉強教室」の開催にあたっては、本校の卒業生たちから高1の夏にやっておいたほうが良いことなどのアドバイスを受けた「進路の日」というイベント、またその後に、前回のブログでも掲載されている「生徒プレゼン型三者面談」という、この夏休みをどう過ごしたいかを自らの口で言語化する機会がありました。

そこで出た彼らの思いやモチベーションを行動に移せる環境を作るため、今回の取り組みとなりました。 また、ただ自習をさせるのではなく、ある程度の時間の枠や、「この時間帯にはこの科目をやる」といった縛りを設けました。
勉強方法や学習スタイルには普遍的な「正解」はなく、1人1人にとってのそれぞれの「正解」があるはずです。
その「正解」を模索する機会としてこの2日間を捉え、まずは「やってみる」きっかけ作りをしてもらおうという意図がありました。

実際、生徒のアンケートでは
「午前よりも午後の方が苦手科目をやるにはいいということが分かった。」
「計画を立ててやってもできないことがあるから、余裕を持った大まかな計画の方が自分に合っていると思った」
「暗記科目は、午後にやった方がいい。 好きな科目は2時間でも大丈夫。」
「自分は1人で黙々と勉強するより、他にも友達と一緒に勉強してる団体感があった方が勉強しやすい」
などのように多くの生徒が、「ヒント、気づきがあった」と回答してくれて、学校に来てやってみるだけの価値を見つけてくれたのではと感じています。

この「通い型勉強教室」をきっかけにこの夏休みの自学自習に、ひいては今後の勉強に繋がってくれればと願っています。
そして、「今年の夏はこんなことが出来た・やってみた」そんな声が夏休み明けに生徒達から聞けることを楽しみに待っています。

高校1年 担任 緒方祥大

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