先日、高校第1回説明会をおこないました。
高校1年生が、舞台でのトークや校内案内に、大活躍してくれました。
なんといっても、本校は、生徒に主役を張ってもらうことを期待していますので、広報活動をふくむ発信のステージは、大切です。
さて、その高校1年生ですが、1学期末から夏休みはじめにかけて、本校初のこころみにチャレンジしてくれました。
本校の学校方針にかなう取り組みと、頼もしく思っています。
というわけで、担任団から、概要を紹介してください。
校長 富士晴英
高校1年では、1学期末の三者(生徒・保護者・担任)面談を「生徒プレゼン型三者面談」という形で行いました。
教員と保護者がイニシアティブを取りがちな三者面談において、 「生徒がプレイヤー、教員はコーチ、保護者はサポーター」という本校の理念をどのようにしたら具現化できるか…
というところからスタートした今回の「生徒プレゼン型三者面談」。
そこには生徒自身が受け身ではなく、「自分ごと」として主体的に三者面談に臨み、自己評価と自らの課題を言語化することによって、ここから始まる夏休みを有意義に過ごしてもらいたいという思いもありました。
プレゼンは現高1からスタートしたBYOD(Bring Your Own Device)とも絡め、各生徒が事前にスライドを作成し、それを各自のデバイスに映しながら、保護者と担任に向け、1人5分程度で行いました。
「1学期の授業に臨む姿勢への自己評価」や「家庭での生活の振り返り」、「現時点での進路希望」などの項目のあと、それを踏まえて「この夏休みをどう過ごしたいか」についての展望を述べてもらいました。
(このプレゼンが、この後blogに掲載予定の「通い型勉強合宿」につながっていきます。)
夏休みに向けてのプレゼンの中には、「中学時代の復習をしたい」、「英語の基礎固めをしたい」、「自分の得意科目を伸ばしたい」など、現在の自らの課題を再確認し、それを少しでも克服しようとする意志が随所に見られました。
一方、それを聞く保護者の方の中には、自分の子供が一生懸命に準備したプレゼンを食い入るように聞き入る保護者、内容を熱心にメモに取る保護者、プレゼンが終わった後にその中身をより深堀りしようと子供に質問をする保護者、普段とは違う我が子の姿や成長に思わず涙する保護者などなど…。
当初我々が考えていた以上に、生徒にとっても保護者にとっても意義のある三者面談になったようで、大変ありがたく思っています。
この面談をきっかけとして、各ご家庭の中での親子のコミュニケーションの活性化につながれば、こんなにうれしいことはありません。
2学期末の三者面談では、高1次に決定することになっている「文理選択」について、生徒自らの志望を保護者と担任に向けて語ってもらおうと考えています。
高校1年 学年主任 橋本真生