強まる日差しと湿った空気が、次の季節の訪れを感じさせます。入学式のご報告では新入生を桜の若葉に重ね合わせ、「夏にかけて強く青々と生い茂り、陽の光をその身一杯に浴びます」と書きました。今まさに生徒たちは、「学び」という光を日々浴びているところです。
さて、4年生(高校1年生)ですが、今年は「文理選択」という大切な節目を迎えます。「進みたい路」を進み、「なりたい自分」を実現させるには何を考え、どうすれば良いのか。そのヒントを得るため、4年生全員で「探究活動」に取り組んでいます。
「探究活動」に先立って、5月29日(土)には本校進路支援部長の清水先生を囲んでの「進路座談会」を行いました。
生徒からの「文理選択」に関する質問へ清水先生が答えてくれるという形の会でしたが、生徒たちは何を学ぶことができたでしょうか。4年生の生徒が感想を聞かせてくれましたので、ここでご紹介します。
〇H.Y.君
高校3年生の学年主任ならではの観点での受験生の話が聞けて、良い時間でした。特に、失敗する生徒の共通点が学部や文理を選ぶ上で大事なこと、そして普段あまり聞かない成功する生徒の話など、新しい発見や考えにつながりました。
〇A.I.さん
今回の清水先生の講演会で、たくさんの事を学びました。文理選択を甘く見ず、しっかりと将来を考えなくてはいけないこと。将来に近づくために努力をし続けなければならないこと。一見当たり前のことですが、あらためてそれが一番大切な事だと実感しました。また、実際のデータとともにお話をしてくださったので、他人事ではいられないと気付かされました。今回の講演会を聞き、学年の全員が将来への意識を持つことができたと思います。そして、先輩方の経験を知って、私たちはそれを超えられるよう努力しなければならないと感じました。
「進路座談会」の翌週、6月5日(土)からは本格的に探究活動が始まり、現在は「ソーシャルチェンジ」プログラムに取り組んでいます。6月19日(土)のプレゼンに向けて、生徒たちは自分たちの考えを深めたり、視野を広げたりしてくれることでしょう。この様子については、別途お知らせをしたいと思います。
今回のご報告は、以上となります。個性豊かに、ときおり躓きながらも前進していく生徒たちを、今後とも応援していただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
高校1年生担当 横井友一