昨年来のコロナ禍で、試行錯誤の学校運営が続いています。感染状況に一憂また一憂しながら、乗り切り策を求め、せめてやりくり策をさがす毎日です。
一方、コロナ禍ゆえに、創意工夫を凝らし、教員も生徒も授業と対話を成立させるためにつくってきたのが、オンライン授業でした。
オンラインは、授業だけではなく、学外のかたや企画と自分の居場所からつながることも、魅力です。
そこで、希望者対象に、このプログラムを紹介し、推進してきたのが、本校の英語科教員であり、総務部長である堀切さんです。
堀切さん。オンライン英会話プログラムへの応募状況や参加状況はいかがですか?
校長 富士晴英
そもそものこのプログラムの始まりですが、右田副校長先生と相談しまして、「英語の学びを止めない」、「英語のアウトプットの力を高める」という目的で導入しました。
英語科の先生方にも実施にあたってのアドバイスもいただきました。コロナ禍でも対応できるプログラムということでしたので、英語科にとっても魅力的でした。
昨年の9月から始めまして、現在まで3期(2ヶ月単位)の募集をしました。参加人数は3期合わせて1期からの継続受講者も含めて120人ぐらいになると思います。
また昨年年末から年始にかけての冬休み中も希望者数名が継続受講しています。
第1期は週に3回放課後にICT1などに集まってもらい、中高生一緒にiPadでオンライン英会話専用サイトに繋げ、レッスンをしてもらいました。
何しろ初めてでしたので、接続の問題、現地の先生とのコミュニケーションの問題をその場で解決するために、私たちの目の前でオンラインレッスンをしてもらいました。
徐々に生徒たちの受け応えが自然になり、発音も違和感のないものとなっていき、オンラインレッスンの効果を実感できました。
2期の実施は緊急事態宣言中でした。自宅での受講となりましたが、生徒たちは受講の習慣が身についてきたので、スムーズに受講していました。
とはいえ、運営会社から出欠リストを送ってもらい、レッスンを予約したものの受講していない生徒にはそれぞれ担任の先生を通じて連絡を取り、受講を促しました。
やはり受講させっぱなしではダメで、常に見守ることが必要です。
概してプログラムの運営は先生方の協力もあって順調であると思います。
英語科 堀切一徳