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#65 帰ってきた Hosen Kiwis

2020/12/29

 先週末に終業式を迎え、長かった二学期がやっと終わりました。

 毎年、二学期の終業式には留学を終えた生徒たちが帰朝報告を行ってくれます。今年も4人の高2生が1年間のニュージーランド留学を終えて戻ってきました。例年と違い、今年の留学生は異国でコロナ禍を体験するという苦難を乗り越えてきました。NZ到着早々にパンデミックが世界規模で起こり、とりわけ普段から検疫には厳しい酪農国NZでは国境封鎖と全土でのロックダウン措置がとられました。(到着があと数週間遅れていたら、留学自体が中止となっていたでしょう)

 学校は全てオンライン授業となり、外出もままならない不自由な日々が始まりました。ストレスも溜まるなか、一人の留学生は異国のコロナ対策を客観的に見つめ、その様子を報告すると同時に日本の友人たちにも警鐘を鳴らしました。(#52を参照)普段以上にホストファミリーと過ごす時間が増え、むしろそれを英語力向上の好機と考えた留学生もいました。

 徹底した感染対策を施したNZはそのぶん回復も早く、日本よりも早く学校再開となりました。それまで我慢を強いられた分、今年の留学生たちはそのあと、キャンプや乗馬といったアウトドア活動に勤しんだり、好きなチェロのプライベイトレッスンを受けるなどNZ留学ならではの体験を積みました。現地から定期的に送られてくる報告書を実に羨ましく読んだものです。

 せっかくの留学期間中にコロナ騒動なんて可哀想、という見方もあるかもしれませんが、帰国した4人を見ていると全く逆の感想を持ちます。むしろこんなときだからしかできない貴重な体験を積み、例年以上に逞しくなって帰ってきました。

 『(NZの学校では)最初はみんなが宿題もやらないのが信じられなかった。でも、やるもやらないも全て本人に任されているし、勉強ができなければスポーツに頑張ればいい、と一人一人が自分の好きなことを伸ばそうとしている、ということを理解して考え方が変わった。』こう報告のなかで語った生徒がいました。日本とニュージーランドの体験を比べ、それを優劣ではなく、双方の差異で語れることに留学の成果を実感しました。お帰り!(共学部留学担当・右田邦雄)

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