文化祭と修学旅行は、たいていの学校にあります。
さて、なんのためか。
私は、修学旅行とは、自分でできることを、試みるために、行くのではないかと思っています。
見に行くためでは、もちろんなく。学びに行く、より熱量高く。
サンフランシスコとその周辺に訪れる、スタンフォード大学訪問と、シリコンバレーでのプレゼンテーションの機会は、まさにそういう意義だと考えています。
では、文化祭は。
葛藤をとおして、成長するためです。特に、高校生にとっては。
偶然性によりできたクラスというユニット。その中で、「クラスベスト」を目指すことは、「自己ベストの更新」を目指すことよりも、難度が高い。まして、多感な思春期で。
それでも、妥協なく、そこにチャレンジしたクラスがあります。
本校は、今年度の4年生(高校1年生)から、「内進生」と「高入生」をミックスしたクラス構成にしました。ハイブリッドこそ、ダイナミズム。そこで生まれるケミストリーのたくましさに期待したからです。
そういう手応えがあったクラスがありました。
演劇へのチャレンジ。固唾を飲んで見守った(?)多くの教員が、興奮さめやらぬていで、話してくれました。
近々、インタビューしたいと思います。どうして、あえて、お互いに踏み込む環境を自らつくろうとしたのか。
私が言語化できるようなら、そして、彼ら彼女らの理解が得られれば、あらためて、お知らせします。
校長 富士晴英