3年生の教科「理数インター」では、教育と探求社が展開しているアントレプレナーシップ教育プログラムの「スモールスタート」を用いて、「ラーニング(学び)」をテーマに『答えのない学び』を行っています。「覚える学び」の枠から脱却し、「創り・実践する中での学び」に注目し、自分の興味・関心に合ったものを創ったり実践したりするなかで、知識・スキルが身についていくことをねらいにしています。
授業は、「中学生の日常あるある」から「新商品のタネ」を見つけていくところからスタート(5月)。中学生にとって「これ、あるよね!」ということを多く見つけていきました。
『テスト前に「やばい!勉強していない!」っていう子ほど点数がいい』というあるあるが生徒の中から出てきましたが、同感する方がいるのではないでしょうか?
出てきた「あるある」から新商品になりそうな「あるある」を選び、プレゼンをしていきました(6月)。
プレゼン後、聞いている人からもらった意見を基に、自分たちのアイデアにブラッシュアップを行っていきました(6月)。
アイデアがある程度進んできたところで、「アイデアをカタチに」するため、プロトタイプを作成していきます。プロトタイプは新商品のアイデアの内容次第で、ラフスケッチやプロット(アプリ画面のイメージ)をつくっていきます(6月)。
授業は担当教員以外にも、教育と探求社のスタッフや偶然通りかかった教員が訪れたりと、生徒たちを刺激してブラッシュアップに磨きをかけてくれます。
2回目のプレゼンは、ポスターセッション形式で実施を行ったため、「自分の関心のある商品アイデアのところに言って聴く」というスタイルで、発表する側も呼び込みをしたり、発表内容に磨きをかけなければ聴いてくれないというプレッシャーの中で、プレゼンを行いました。楽しそうに自分たちのアイデアを発表していたことが印象に残っています(7月)。
1学期の授業はここまで。2学期では、それぞれのグループが考えている新商品のマーケティング・市場調査を行っていきながら、新商品を更に磨きをかけていきます。
8月31日(土)のオープンスクールでは、教科「理数インター」の体感授業を行います。「答えのない学び」をこの機会に体感してみませんか? エントリーお待ちしております。
教科「理数インター」主任・高等部教務部長 米澤貴史