学外の話ですが、新1年生がゴールデンウィーク中に素敵な経験をしてきたようです。話しを聞いたら独学でアマチュア無線について学んだようです。とても貴重な経験なので、こちらにシェアさせていただきます。
入試広報部 石黒絵理
5月5日に豊島区にあるJARL(日本アマチュア無線連盟)にてアマチュア無線の南極昭和基地主催のこどもの日特別運用に行ってきました。
全国から抽選で選ばれた9人の小学生から高校生が集まって14000km離れた南極の昭和基地と交信を行うイベントです。
最初に南極についての話を聞いた後、交信を始めました。
最初は電波状態が悪く繋がらず待つこともありましたが時間が経つにつれて
電波状態が良くなっていき、声が鮮明に聞こえるようになりました。
(アマチュア無線には下から4級 ・3級 ・2級 ・1級という級があり、級が上がると強い電波を使うことができます。)
僕はまだ一番下の4級で、一番弱い電波しか使えません。
当日は強い電波を使う3級から始まり、僕の順番になった時に4級の電波に切り替えたら、突然交信ができなくなってしまったのです。
それが5分ほど続き、不安が胸をよぎった時、微かに昭和基地のオペレーター(=交信相手)の声が聞こえてきたのです。今まで緊迫した空気になっていた会場が温かなムードになりました。そうして無事に交信は終わりました。
去年は誰も交信ができなかったそうなので、今回経験したことは人生で一度の経験になり、とてもいい思い出が出来ました。アマチュア無線は、機械によっては災害や停電の時も使うことができるのでそういう時に役立てることができるようにもっと勉強して強い電波を使えるように頑張りたいです。
共学部 1年 S.T