先日のクライストチャーチでのモスク銃撃テロはショックだった。
本校からも1名南島に留学しており、直ぐに安全は確認されたが、治安に関しては日本よりも安全と言われているニュージーランドが標的とされただけに、驚きは大きかった。
NZの知人からも次々にメッセージをもらった。実はNZの人たちが一番衝撃を受けているようだ。200以上の国籍・人種・民族が暮らし、160以上の言語が話される多民族国家・移民国家ニューランドの根幹を揺るがす出来事だからだ。しかし、アーダーン首相は会見でこう述べている。「我々の共有する価値観はこのような攻撃に揺るぐことはない。」
2011年、東日本震災の直前にクライストチャーチも大地震の被害に見舞われた。そのとき互いに励ましあった言葉がある。”Kia Kaha NZ!” “Kia Kaha Japan!” マオリ語で “Be strong.”、”Stay tough.” の意味。 その震災からともに立ち直ろうとしている矢先の、今回の出来事。
Kia Kaha Christchurch! Stay strong, New Zealand!
(共学部 高等部教頭 右田邦雄)