中学3年生133名と一緒にアジア研修旅行でシンガポール、マレーシアを訪れました。
3泊5日の研修旅行ではシンガポールフライヤーに乗ったり、ナイトサファリに出かけたりなどのアトラクションもありましたが、何といっても大きな目玉は、2日目のマレーシアのSMK SEMENCHU校との学校交流やマレーシアの農村でのファームヴィジット、3日目の現地の日本企業訪問とシンガポール大学の学生とのグループ単位でのフリーのエクスカーション、4日目の一日市内班別行動でした。
出発前に、生徒達に旅行中感じてきてほしいと伝えたことは2つ。
Diversity と Solidarity
様々な宗教文化民族が入り混じって生活しているシンガポールの多様性(Diversity)を肌で感じること。自分とは異なる考えを受け入れて、様々な人々と協働して学び、働くことはこれからの未来を担う彼らにとって必要です。
もう一つ、マレーシアの学校交流で出会う中高生たちとは、国籍や肌の色や言語や着ているものは異なるけれども、同じように友達とお喋りしたりふざけあったりするのが大好きで、スポーツや音楽に夢中になったり、異性を好きになったり、自分の将来に夢を抱いたり、また同時に不安も感じたりしている同じ中高生だということを肌で感じること。まさに連帯感(Solidarity)。それはきっと将来、彼らの多くがこの同じ地球に住む人として共に助け合い、協働して問題を解決していくことにつながるきっかけとなります。
実際に研修旅行中の生徒達の様子を見てみると、学校交流で物怖じせずに舞台で自分たちの文化や生活の様子を発表したり、ファームヴィジットでの異文化体験に興奮して戻ってきたり、現地の大学生と一緒に楽しそうに食事をしていたり、最終日にシンガポールの町に生徒達だけで元気に繰り出して行ったりと、生徒達はこの旅行を満喫しながら十分にDiversityとSolidarityを感じてくれていたようでした今回、生徒達が感じ経験したことは一つひとつの点に過ぎないかもしれませんが、きっと彼らの将来の点に繋がっていくことを確信しています。この後も生徒ブログ等で生徒たちの報告が続くと思います。楽しみにしていてください!
共学部中学校教頭 塩沢 潔