“You can lead a horse to water, but you can’t make it drink.”(馬を水辺へ連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。)中国のことわざを借りれば、『師附領進門、修行在個人』なのです。師はあなたを入り口までは導くが、修行は自らしなくてはならない、という意味です。本校は「面倒見の良い学校」と謳っていますが、これは何も一から十まで手取り足取り面倒を見てくれる学校、という意味ではありません。間違ってもスプーンで食べ物を口まで運んでくれる学校ではないのです。お腹が空けば、自分で食べる物を探すでしょう。われわれは食べ物の在りかや見つけ方は教えますが、それを探して口に運ぶのは生徒自身です。そもそもお腹が空かなければ、その必然性すら生まれないでしょう。まずは空腹感、飢餓感を覚えることが先決なのです。理数インターでは生徒に猛烈な知的空腹感を覚えさせたいと思うのです。知的好奇心、探究心です。様々な仕掛けを用意して、生徒のやる気を刺激し、学びへの導火線に点火する「面倒見」のよさを理数インターの売りにしたいのです。ご安心ください。最初から絶食させることはありません。発達段階に応じた「ステージマップ」というメニューを用意し、段階を踏んで自主自律の精神を育てようとしているのです。これが理数インターのいう「面倒見」のよさです。