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中1 Blog 第17回「『桥(はし)』という架け橋」

2017/10/2

今週26日火曜日に中国から高校生が来校しました。

書道、弓道、剣道等を交流の一環として放課後に実施しました。多くの人がそうであるように、私もこうした交流が平和につながると信じている者の一人です。

 

書道コーナーでのお話しを二つ。まずは同じ筆という道具であるにも関わらず、日中では筆の持ち方が違います。中国では甲を上げて人差し指が軸を押さえ、親指が上を向く持ち方をしています。この持ち方では、軸が常にまっすぐになるのでとても安定します。これは中国の紙は日本の紙と素材そのものが異なるためです。素材によっては筆に紙がくっつくこともあるそうです。そのため筆を振り回す書き方もしています。相手(素材)に応じて適切な対応をとるのが大切です。
「平和」も同様だと思います。自分の思い通りにしようと、適さない方法や力技を用いることで、「平和」が訪れることはないでしょう。

 

 

もう一つ。国語科の江上先生が、ひらがな、漢字等のお手本を書いていると、一人の女の子が「橋」という字が好きなので、ぜひ書いて欲しいとのリクエストが。
ご存知の通り、中国で使われている漢字は日本語の漢字とは微妙に異なり、大別すると2種類に分ける事ができます。それが、「簡体字」と「繁体字」です。前者は旧字体(画数の多い漢字)を覚えやすいように簡略化した漢字です。後者は旧字体に相当した漢字です。中国政府は簡体字を正式な字体として認めている為、簡体字は広く普及しています。そのため、我々が使う「橋」という漢字は彼女が日本語を学んで初めて知った漢字だったそうです。

 

輸出先では過去の遺産となった(なりつつある)文字が、輸入元では存在し、また輸出先に持ち帰られる。嬉しそうに「橋」を眺める彼女が日中の架け「桥」となったことに気がついてはいないだろう。でも、平和も「そういうもの」の積み重ねだと思います。

 

中1 学年主任 對馬 洋介

 

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