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第25回 生徒Blog『ロボカップ世界大会』

2017/9/5

夏休みは普段できないような体験ができる絶好の機会です。
生徒達には、いろいろな出会いを求めてどんどんと外へ飛び出すように言ってきました。
そして夏休みが終わった後、ある生徒がその貴重な体験を報告してくれました。
この場を借りて紹介します。

2017年7月28日~31日、約40の国と地域から約3000人が参加して『ロボカップ2017名古屋世界大会』が開催されました。ロボカップは、ロボット研究者はもちろん、工学教育、小中高校生の科学技術教育の研究者や実践者の研究活動の場でもあるため、ロボカップ世界大会では、最終日にロボット研究者の国際会議(International Symposium)を開催しています。

今年は日本で開催される世界大会だったので、開催国の代表として出場することを目標として活動していましたが、ジャパンオープンで準優勝という結果となってしまい、優勝チームのみ出場権のある競技には出場できませんでした。しかし、競技が無理なら論文発表という形で自分の活動を世界の場で披露したいと考え、2014年ブラジル世界大会出場時や、今年度ジャパンオープンで準優勝した時のロボットやブログラミングの技術を紹介しながら「Learning programming isn’t the purpose, Learning programming is a process to you realizing your thoughts and ideas.」という題目で書いた論文が審査に通過し、国際会議に併催された『WEROB2017』(Workshop on Educational Robotics)において講演発表を行うことができました。発表後は、個別に質問を受けたり、他の参加者と情報交換をしたり、新しい活動に向けたワークショップに参加したりと、同じ目標を持って活動している人たちと様々な形で交流することができ、とても有意義で貴重な時間を過ごすことができました。

今回、論文を書くにあたって協力してくださった先生方にとても感謝しています。ありがとうございました。

共学部4年 T.S君

「報告しなさい」と強制したわけでもないのに、自分から報告をまとめて持ってきてくれたことに彼の成長を感じました。
16歳のこの夏でしか経験できなかった体験を   、ぜひ自分の貴重な財産にしていってください。

 

4年 学年主任 有働

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