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中1 Blog 第12回「不可能の反意語は」

2017/7/19

《しくじり先輩から学ぶ》
いよいよ夏休みとなります。各教科課題(裏面参照)があります。計画的に進めて欲しいと思います。与えられた課題は必要です。先週の全体会における「しくじり先輩」でも、以下のような話がありました。「僕は中1の時、夏休みは1日1時間くらいしか勉強しなかった。夏休みで合計たったの30時間。学校がある日は授業を6時間勉強しているわけだから、きちんと取り組むべきであった。」とのことでした。「時間の大切さ」を知ったわけです。深い思考ができるようになるには、知識・語彙の増加は不可欠なのです。
毎日決まった時間(もちろん午前中が良い)に机に向かい、決まった量をこなすことができる人は安心ですね。一学期の復習も含まれる課題を利用しない手はないのです。
課題と聞くと「やらされ感」を持つ人はいると思います。では、その前に自己点検です。
やって当たり前のこと(課題、テスト勉強等)が正しくできているのか。
本来すべきことを十分にせず、「やりなさい」等と言われると、言い訳を考えたり、口にしたりしていませんか。
これは正しい姿とは言えるでしょうか。「やらされ感」を覚えた時点で、もっと謙虚に一学期を振り返るべきです。文句を言ったところで現状は残念ながら変わりません。やる以上、自分の利益にすべきです。課題を嫌だな、と「悩む」よりも課題の意義を各自で「考え」能動的に取り組んだほうが良いと思います。過去は変えられずとも、未来は変えられますからね。

《他流試合(夏のチャレンジ)》
さて、より主体的な課題は楽しいですし、必要かと思います。そこで学年からの企画としては「他流試合(夏のチャレンジ)」を設定しました。これは個人(もしくは複数で)参加してみたいコンテストを見つけ、応募するというものです。コンテストは基本、何でも構いません。校内だけではなく、「外」で勝負してみましょう。新しい「世界」に飛びこんでみよう。
先日、授業で「不可能」の反意語は、と問いかけました。様々な答えが出た中、「努力」と答えた生徒がいました。素敵ですね。ちなみに私の答えは「挑戦」です。
地味な努力を重ねる
何でも挑戦してみる
もちろん、友人や家族との時間を大切にすることも忘れずに。

《「悩む」と「考える」の違いとは》
最後に、以前「できない理由探し」から「できる理由探し」をしよう、と述べました。その次のステップが、「悩む」と「考える」です。例えば、勉強方法に悩んでいます、と勉強方法を考えています、では「正解がない」という共通点はありますが、以下の点では異なります。
「悩む」とは、物事を複雑にしていく作業です。問題をより複雑にしていくイメージがあります。悶々としますね。
「考える」とは、物事をシンプルにする作業です。頭がクリアになる(する)イメージです。
学校が休みで時間はたっぷりあります。どう過ごしたいのかを「悩みますか?」それとも「考えますか?」

 

2017_学年通信_13

中1 学年主任 對馬 洋介

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