近所のスーパーマーケットに行けば、無人レジ、レンタルショップに行っても無人レジ。
オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が出した「今後10年~20年の間に、米国の総雇用者総数のうち約47%の人の仕事がコンピュータにとって代わる」という予測は日本にも当てはまりそうです。
確実に人が行なっていた仕事がなくなっています。一方今では想像もつかない新しい仕事も生まれることでしょう。
テクノロジーの発達により、頭を使って考えることが人間に残された能力かもしれないですね。
だからこそ、「自分で判断、そして決断できる生徒の育成」それが学年の生徒への思いです。
さて、「リーダーを育成します」よく学校の説明会等で耳にする言葉です。
どんなリーダーをどのように育成するのか?
いわゆる「リーダー」と言うと情熱的なリーダーがいてその人が求心力となって組織が一体化する、そのようなイメージでしょうか。
いわゆる「求心型リーダー」と呼ばれるものです。
中学一年では、このようなリーダーの育成はしておりません。
なぜならば、旧来型のリーダーでは、そのリーダーがいないと組織の機能が停止してしまうからです。
私たちの学年は、「遠心力を効かせる」ことのできる生徒の育成を実践しています。
「遠心力型リーダー」です。
・どれだけ任せられた仕事の想像や準備ができるか?
・指示されなくても、自主的に動けるか?
・そしてどれだけ臨機応変な対応ができるか?
教員の指示でしか動けない生徒ではなく、現場(学年の学級委員・学年の各教科係)に権限を与え、一人ひとりの主体性を引き出す運営です。
また、そのフォロワーももちろん育てます。
TED TALKに”How to make a movement”というものがあります。
そこでもフォロワーの大切さが述べられています。我々教員は生徒のフォロワーでもあるのです。
学年新聞を作る組織
試験の範囲を聞き、廊下に掲示してる組織
学年の小さな遠心力の効いた組織が増え始めました。
まだまだ生まれそうです。
最後には、どんな大きな遠心力の効いた組織となるのでしょうか。
そして将来我々の想像のつかない事を成し遂げる、想像のつかない世界を作り上げるのか楽しみです。
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中1 学年主任 對馬 洋介