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第22回 理数インターのグローバル「英語は世界の共通語?」

2017/4/13

春休みを利用してスリランカを旅行してきました。航空券だけ購入して、あとは行き当たりばったりの一人旅です。よく生徒から「英語が話せると世界のいろいろな国に行けていいですね」と言われます。その質問をされるたびに私はいつも「?」と思っていました。英語が「世界の共通語」ということはよく聞きますが、果たしてそれは本当のことなのでしょうか。

スリランカはインドの南東にある島国で、日本から9時間かかります。イギリスの植民地だった時代もあることから、都市部や観光地、ホテルなどでは英語は通じます。しかし、地元の人が行きかうマーケットや食堂では英語はほとんど通じません。では、そこで食事したり買い物をする場合は何語を使えばいいのでしょうか。

私はそのような場所で食事するときは、笑顔で店の前に並べられているものや、他の人が食べているものを指さします。向こうの人も人間なので、自分の食堂に旅行者がやってきて食事を指させば「ああ、これが食べたいんだな」と思ってくれます。そして何やら細かい注文を現地の言葉で聞かれますが、ここでひるまずに適当に「なんでも持ってきてください」とジェスチャーをします。そして席に座って待つこと数分、おいしそうなカレーが運ばれてきます。カレーを食べていると店員さんはこっちの様子が気になるようです。「外国人旅行者が自分の国の食べ物を美味しいと思ってくれているのだろうか?」と心配そうに見ています。そのときはすかさず笑顔で親指を立てて「グッド」というジェスチャーをすると、店員も笑顔で返してくれます。マーケットで買い物をする時も同じです。美味しそうなフルーツを一つ指さすと店員は嬉しそうにそのフルーツの説明をしてくれ、紙に包んでくれます。

スリランカの移動は主にバスです。大きな町にはバスターミナルがあり、そこからいろいろな都市へのバスが出発します。他の町に移動したい時も英語は必要ありません。行きたい町の名前を大声で伝えると、そのバスを指さして教えてくれます。降りたい時もバスの運転手にその町の名前を伝えておくと、その町に着いたときに教えてくれます。

食堂やマーケット、バスでの移動では英語でなく笑顔とジェスチャーがあればすべて済んでしまいます。

英語は確かに「世界の共通語」かもしれません。しかし、一番の共通語は「笑顔とジェスチャー」だと私は思います。英語を話せない人はまだまだ多いかもしれませんが、笑顔とジェスチャーができない人はほとんどいないでしょう。英語が話せないからと理由で海外に行くのを躊躇するのはもったいなさすぎます。考える前に行動してみましょう。さあ、今すぐ飛行機のチケットを買って、バックパックを背負って英語が母国語でない国へ行ってみましょう。そこには今まで見たこともない世界があなたを待っているはずです。

4学年 学年主任 英語科 有働康夫

アジアのマーケットは活気で溢れています。
店頭には美味しそうなカレーが。
ローカルバスに乗って地元の人と一緒に移動です。
写真を向けると気さくにポーズをしてくれます。
南国らしく豊富なフルーツが店頭に並んでいます。
お米はいろいろな種類がありました。

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