希望生徒たちと、順大医学部キャンパスツアーに行ってきました。
3部構成で企画されていて、第1部は、「講演会および卒業生との座談会」です。
市村浩一郎主任教授による医学部解剖学・生体構造科学講座のあと、本校OBが登壇し、生徒たちからの間断ない質問に、丁寧に温かく、答えてくれました。
わたしも、質問してみました。
「みなさんは、どのような医師を目指していますか?」
市村教授のpptに、「研究者の心を持った臨床医 臨床医の心を持った研究者 」
という言葉があったからです。
順大医学部のモットーなのでしょうか。
医学部生にとっては、身の引き締まる言葉だろうと思いました。
本校の生徒時代の記憶が残る、医学部生たちは、どう答えるのだろうと、思って質問しました。
素晴らしい回答だったと、わたしは思いました。ひとりひとり、自分の言葉で話してくれたからです。
希望生徒たちにとっては、どんな日になったのでしょうか。
この企画を推進した進路支援部長に、第2部以降の構成も含めて、紹介していただこうと思います。
校長 富士晴英
第二部
メディカルテクノロジー&シュミレーションセンターにて、緊急蘇生体験、腹腔鏡体験、縫合手技の訓練、VR手術シミュレーションなど体験実習が行われました。
生徒たちはグループに分かれ、実際の実習・研修で使用される機器を使用して、個人の医療スキルを向上させるトレーニングを体験しました。最初は慣れない操作に苦戦しましたが、サポートしてくださった学部生の皆さんや先生方の熱心な指導に引き込まれ、手技がうまくいくと拍手が起こるなど、意欲的な体験実習となりました。
書物のみで医学を学ぶだけでなく、機器を使いトレーニングをする時代へと変わったという先生のお話が印象的でした。
第三部
日本医学教育歴史館の見学では、日本の医学・医療の歴史の中で近代日本における医師や医療従事者の育成、西洋医学教育の歴史など貴重な資料を通して幅広い視点で学ぶことができました。
見学をした生徒たちは熱心に歴史的資料に目を通し、学芸員の方の話に耳を傾け、時に質問を通じて近代医学がどのように日本に流入し、また歴史の中で位置付けられたかなど、幅広く理解を深めることができました。
進路支援部長 清水雅史
OBのみなさん。
今後とも、後輩たちのために、一肌脱いでくださいね。
よろしくお願いします。
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《過去配信記事》
『順天堂大学との系属校協定(1)多様性への親和性』
『順天堂大学との系属校協定(2)本校生徒への確認ポイント』