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校長blog RGB 第6回 「平田オリザさん来校」

2023/5/31

このイベントの報告を、本校から、何回か、発信します。

イベントの企画遂行は、本校「探究科」主任の馳川さんです。

彼女からは、より詳細な経緯や報告があると思います。

 

さて、わたしからは。

平田さんを、本校にお呼びして、生徒に授業というかワークショップを体感してほしいので、読んでくださいと、馳川さんが渡してくれたテキストブックが、きっかけでした。

『ともに生きるための演劇』(NHK出版 2022年)です。

 

わたしが関心をいだいたのは、以下の文脈です。

「主体的・対話的で深い学び」や「探究的な授業」を目指すには、「対話」の経験を積むことが必要。そも対話とは、「異なる価値観を持つ人同士の合意形成」を目的としている。その学習メソッドとして、演劇が有効である。

 

もちろん、私なりの「意訳」なので、はしょりや飛躍があると思います。

しかし、目的は賛同しているので、それでは、生徒やわたしたち教員も、体感してみようという流れです。

 

このテキストでは、確信に満ちた平田さんの言葉が、さらりと埋め込まれていて、そこも、体感してみたいと思いました。

たとえば、「日本人は、シンパシーを持つのは得意ですが、エンパシーを持つのが苦手です」。

「演劇は、冗長率の切り替えを繰り返す行為」。この「冗長率」こそ、人間味とも言うべきものであり、それこそが、「対話」という方法の納得性を成り立たせるものではないか。

はい。はしょりました。飛躍しました。

 

平田オリザさんのワークショップ。

本日より開講です。

 

校長 富士晴英

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