理数インター立ち上げの2007年は、56人の生徒に入っていただきました。
海のものとも、山のものともの、共学部に、たいせつなお子様を入学させてくださった、保護者のみなさまに、あらためて、感謝します。
もう、17年前のことになります。
高校入学生のみんなもふくめた、卒業生57人は、それそれ、人生を模索しているでしょうか。
さて。生徒がいっぱい来てくれるようになりました。
伝統の女子部も、健在です。
日々、すべてのひとに、感謝です。
フルタイマーの教員も増えました。
その、仲間たちとの面談が、ひとまわりしようとしています。
なるほどということがあり、それはこちらがいけなかったな…ということも、よくあります。
わたしも、模索中です。
ともに、まえに、進みたいと思います。
校長 富士晴英
“If only the best birds sang, the forest would be silent.”
多様で個性豊かな生徒たちが大勢通う宝仙学園ですが、個性豊かなのは生徒たちだけではありません。先生方も同じです。自分の専門科目は別として、先生方にもそれぞれに得意なことや苦手なことがあり、好きなことや嫌いなことがあり、それぞれが大切にしていることを持っています。
中学校・高等学校の文集の「あゆみ 第71号」の中でも、「違うということ」というタイトルで文章を書きましたが、違うことを大切にしながら、同じ目標に向かって人が集うことは素晴らしいことだと思います。創造性というものもそういった環境で生まれる。
今回の「教員面談」でも、富士校長の学校方針のもとに集まった個性豊かな先生方一人ひとりが、より良い学校づくりを目指して富士校長と意見交換をしました。
「一番きれいな声の鳥だけしかさえずらないのであるならば、森は静まりかえってしまうだろう」
意見が違うことは時には前に進むうえで大変なこともありますが、一方でそれは自然なことであって、時に新しく生まれるものもあり、目標が同じであれば、かえって賑やかで面白い。
個性豊かな人が集うそんな宝仙学園中学校・高等学校だからこそ、生徒のみなさん一人ひとりにとっての居場所も見つかるはずですし、みなさんを理解してくれる先生も見つかるはずです。
教頭 塩沢 潔