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広報室&校長&仲間たちblog “Over the Rainbow” 第83回 『ダンス部(女子部)北九州遠征』

2021/9/28

9月24日~26日の3日間、ダンス部は北九州で行われた全日本高等学校チームダンス選手権全国決勝大会に出場してきました。

今回は緊急事態宣言中の遠征ということもあり現場責任者として富士校長先生も一緒に引率に来てくださいました。

9月に入り感染者は減少傾向に転じましたが遠征を行くか行かないか決める8月後半は感染者が多く8月23日より本校はオンライン授業へ移行。部活も大会練習以外禁止となりました。その中でも受験で参加ができなかった高3の2名以外は参加を希望してくれました。保護者の方もこの時期に行かせていいものなのかという葛藤ももちろんあり手放しで「行ってらっしゃい」とは言えない状況でした。でもチームとして北九州に行きたかったのは8月のDCC全国決勝大会の悔しさがあったから。一番力を入れていた大会。全国大会での3位以内入賞を本気で狙いに行っていました。しかし、結果は「全国4位」。

最後の最後で1点抜けされてしまい3位から4位へ。

3位までは表彰され4位は何もない。

厳しいですがそれが勝負の世界。

(2021.08.18 DCC全国決勝大会とミーティングの時の写真)

その時に行ったミーティングでは足りなかったのは一人ひとりの「力」不足。「人間力」で負けたと話しをしました。全国大会の多くは関東で行われ私たちは多くのお金や時間をかけて移動することもありません。その分、一人ひとりの「絶対に負けられない」という気持ちが出にくい部分もあります。

関東に遠征してきたチームは疲れているのにも関わらず移動もウォーミングアップもキビキビしていて「絶対に負けられない戦い」に来ていました。

私たちは最後の最後そこの詰めが甘かった。そう素直に感じました。それを「人間力」で負けたと表現しました。

だからこそ今回の北九州遠征には私も含めて大会が実施されるのであれば行きたい!という気持ちが強かったと思います。

高校3年生にとっては最後の全国決勝大会。全員で参加することが出来なかったからこそ「結果」には絶対にこだわる。

こういう強い気持ちがあればあとは「どうやったら行けるか」考えました。

全員シングルでの宿泊、食事等はお弁当で各部屋。そしてクラスターを起こさないために行動制限と行く直前の抗原検査の全員実施。

保護者の方の御協力があり遠征前に抗原検査を全員に実施していただきました。看護師の方に来ていただいて念入りに検査。

無事に全員陰性が確認されその日新幹線のチケットを取りに行きました。そこから2日間は外出を極力控えてもらい最終練習日の23日。

感じたのはチームとしてのぎこちなさ。これは不味いと思いチームの絆が深まるように突然チームバトルを開始。少し一体感が生まれました。

でも、以前として課題は「一体感」「チーム感」。1~3年生の縦割りチームとうこともあり、学年の壁をどう越えられるか。最後まで不安が残りました。練習時間が土日祝しかなかったなど理由はありますが、どこも厳しい条件でチームを作ってくるのは同じ。うちはどこまでこの状況で戦えるのか自信と不安が入り混じりました。

この日はお彼岸だったのでみんなで宝仙寺に参拝とお墓参りへ。必勝祈願も済ませました。

そしてついに出発の日。

案の定、朝からバタバタしましたが無事に新幹線に乗り込みいざ小倉へ!

景色がどんどん移り変わり北九州へ向かっている実感が湧きました。この日は小倉に着いてからもバタバタです。

練習のために小竹へ移動。もちろん全員乗り換えも含め初めてでした。小竹では練習の合間に素晴らしい夕日も見れてみんなで記念撮影。

遠征前日の課題であった「チーム感」がたった数時間で高まりました。チームとして「一体感」を生むには一緒に過ごす時間が大切。それしかない

と改めて実感しました。次の日はいよいよ大会当日。バタバタな1日が無事に終わりました。

次の日は朝7時から海辺の公園でトレーニング!ランニングから始まりウォーミングアップを済ませいよいよ大会会場へ。

大会会場は気合い十分な全国各地から集う強豪校。全国決勝大会だなというのを感じました。しかし、チームは落ち着いていてこれはいいパフォーマンスをしてくれると確信ができました。小編成部門から始まり私たちは大編成部門のトップバッター。

後半に各予選1位通過の学校が出てくると考えるとトップバッターは相当頑張らないと印象すら残りません。それは何度もチームに言い聞かせ、「とにかく優勝する気でいかないと絶対に負ける。強気でいけ!」と舞台袖でも鼓舞し続けました。

本番の映像はこちら>※撮影しながら見ていたため白飛びが酷いです。

今まで見た中でのベスト!叩き出してくれました!!

みんな笑顔で帰ってきて自分たちも手応えを感じられたのだと思います。

結果は・・・最優秀コスチューム賞(特別賞)を受賞!!

 

正直、悔しかった。というのが一番の感想です。でも、イレギュラー中のイレギュラーを認めていただき校長先生まで引率に来てくださり絶対に手ぶらでは帰れない!と思っていたのでホッとしました。悔しい気持ちはまた次へのバネに!!高3は最後の全国大会を有終の美を飾ることができました!

今回の遠征は本当に今まで以上に多くの方の御協力と御理解なくして実現は出来ませんでした。

遠征を許可してくださった学園の皆様、保護者の皆様。いつも親身に相談に乗ってくださった生徒支援部長の西村先生。応援してくださったクラスのみんな、女子部の先生方。何より一緒に帯同してくださった校長先生。

本当にありがとうございました。感謝しかありません。

北九州の地で自己ベストの更新!ができました。

これからもこの経験を糧にさらに上を目指して努力し続けられるチームでありたいと思います。

引き続き応援していただけたら幸いです!!

ダンス部顧問 入試広報部 氷室 薫

 

 

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