皆様こんにちは。入試広報部の森上です。
本日は有山美桜(ありやま・みお)先生の英語の授業(中1生)をご紹介したいと思います。
有山先生は、生徒が英語を話す時間を沢山とるようにしているそうです。
生徒は頻繁に教科書の英文をネイティブの先生のあとについて復唱したり、ペアになって会話したりしていました。
背景に明確な問題意識がありました。2020年から必修化した小学校での英語授業による、英語に対する生徒の意識への影響を、新入生を対象に調査したところ、一定数が既に英語を嫌いになってしまっていることが分かりました。
そのため、有山先生は、1年間の授業の目的を、英語って楽しい(fun)と感じてもらうこと、更には、分かる楽しさ(interesting)を感じてもらうこととしているそうです。
有山先生は、Simon says*のようなゲームやだまし絵を授業に取り入れ、生徒が楽しく英語を学べる工夫をしていました。加えて、語順が分からなくて上手く話せないことが英語を嫌いになってしまう最大の理由だと有山先生は経験的に感じているため、沢山音読させ口に馴染ませ、何となくでも正しい語順で話せるようにすることを目指しているそうです。
「ただ楽しい」から「分かるから楽しい」へと向かわせるために、あまり下を向かせずに目を合わさせて、生徒の表情に表れる、分かった、難しい、を見落とさないようにしているそうです。生徒によってどうやったら腑に落ちるかは異なるため、一つの文法を様々な切り口から説明するそうです。
私が中学生、高校生だった時、英語は得意ではありませんでした。しかし、大学3年生の時に参加した海外のサマースクールで、片言の英語でも他国の人々と気持ちを通じ合えたことに楽しさを感じ、今日まで英語の勉強を継続してこれました。英語を楽しそうに学んでいる有山先生の生徒たちは、努力を継続していけると思います。暖かく迎えてくれた有山先生と生徒たちに感謝いたします。
* 「サイモン役を一人決め、全員はこのサイモンの命令に従って手を上げる、足を触るなどの行動するが、その命令は必ず「Simon says…」(サイモンの命令…)で始まる。もしこの言葉で始まらない命令に従った場合は失格である」
引用元:https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%BA